バレンタインデー直前の週末、かなーり寒かった朝。
時折 急に洗車したくなるオットがジャバジャバと。。。
「手が凍える~」とか弱音を吐きつつ。
『何もこんな寒い日にやらなくても』(私の心の声)
洗車で撒いた水が凍結→ステップON→滑転倒→臀部強打。
その拍子にギックリ腰を発症。
しかもかなり深刻(らしい)、だって最徐行の徒歩すらままならない(らしい)、座っててもジッとしてても痛い(らしい)。
そんなに痛いんじゃ、骨折のおそれも。
でも休日だし…。
湘南鎌倉総合病院の救急外来へ連行。
院内では車椅子。診察台に横になるにも呻き声。
レントゲンとMRIを撮られる(そりゃそうだわ)も、幸い骨には異常がみとめられず。
安静あるのみ、と。
それにしても「ぎっくり腰」って、状況を端的かつ凝縮して表した見事なネーミング。
正式名は「急性腰痛症」とか。昔は「びっくり腰」って言ったらしい。
ヨーロッパでは「魔女の一撃」が一般的。なのでイタリア語もそのまんま「colpo della strega」。ひとめ惚れも「colpo di fulmine=雷の一撃」って言うから、あまりにも唐突に起こる事象は「一撃」が定番みたい。
んぢゃさぞかし英語も面白い決まり文句があるんだろな、と思い返してみるものの、acute back pain。。。つまらん。調べてもみたけれど、strained back。。。つまらん。
stripped discまでいくと椎間板ヘルニア。
腰と突発性に特定したイマジネーションが不足してる。
ぎっくり腰の イケてる英語表現ご存知の方、教えてくださいまし
あ、脱線。
痛いんだったよねー、オットよ(笑)。
さて、その後2日間はほぼ要介護。お風呂もトイレも難儀(食欲はある)。
会社も欠勤。
3日後から働くも、通勤ラッシュ時間を避けて遅出の早帰。
ワタクシは、JR駅まで送迎の日々。
「お客さん、今日は藤沢?それとも鎌倉?」
でもまぁ、パキっと晴れてて こんな景色が広がると、朝のドライブも悪くない。
1週間が経ち、要介護3から1まで回復したので、久々に外でご飯を、と 夜の小町へ。
自力2足歩行が出来るヨロコビを噛みしめる?ように、路地散策。
昼間の小町通りとは別の顔を見せる、王道な路地感。
おぢさん風味満開。
人気の老舗、ミルクホールもナイト仕様。
で、この日「祝・自力2足歩行復活ご飯」に選んだお店 @ 路地。
「Famme de Bateu Aoki」。
店名通り、女将自ら漁船に乗ってお魚を仕入れてくるそうな。
まずは、ハートランドとスミイカの墨煮のブルスケッタ。
では、目利きの女将がおススメする魚たちをいただきませう。
お品書きにあると必ず頼んでしまう、カワハギと肝。
みる貝のお刺身。
ヒラメは もみじおろしポン酢で。
カウンターに並んでたベビーコーンを焼いてもらい。
熱々の皮を剥いて、ヒゲも一緒にオリーブオイルと塩で
シラスと生姜の揚げ餃子。
これ、家でも作ってみよっと
鬼カサゴの唐揚げ。
頭以外の骨も バリバリ食べちゃう
最後は、いろいろ海鮮トマトソースのピザ(ピッツァじゃないのよ)。
白子、アサリ、エビ、イカ…どっさり
ちょっとレアな焼酎も飲んじゃったり。
焼酎というより、高級ウィスキーみたい
もちろん、お刺身たちは 新鮮そのもの。
いい意味で、板前さん料理じゃない 漁師っぽさがあって◎。
カウンター越しに女将とスタッフとの会話もはずむ居心地の良いお店。
帰りましょ。
八幡宮の鳥居と満月
そして、4日後。
「祝・要介護から要支援(通勤の送迎支援と重い物は持たせない)にまで回復」Dinner。
七里ヶ浜に住むことになったので、ここには仁義切っておかねばならないかと。
134 号線沿いの「リストランテ・アマルフィイ」。
このへんをドライブデートするカップル必訪スポットでは、カレーの珊瑚礁と双璧
ウチから20分、ぐわんばって歩いて到着。
で、(ほぼ)復旧おめでとうの乾杯~
陽が沈むまでは、海を望むオープンテラスにカップルが群がっているけれど、冬の平日夜はさすがにねぇ…
吹き抜けが気持ちの良い空間
あら、真っ暗な海と向こう岸の灯りを眺めつつ語らうカップルが窓側の席を埋めている…
えーと、生牡蠣でスタート。
タスマニア、岡山、仙鳳趾
カルパッチョは寒ブリ。
プリモは サザエと肝ソースのスパゲティ。
青海苔も効いてる
あれ?ワインのphotoが無い…モリーゼのカベルネ・ソーヴィ二ォンをボトルで。
セコンドは 仔羊のグリル、ゴルゴンゾーラソース
カメリエーレのお兄さんとの話題は
「鎌倉高校前の右折車線って今年こそ開通するんですかねー」
「毎年、夏までには何とか、って願ってるんですけどね。」
「あれが出来れば少しは渋滞減りますかね」
お店の外観は 夜の方が、ロマンティコ。
また行きましょっと、景色は見えなくても 夜に。
ん?
キミも要介護領域に入ってきたわね(キャラは永遠の小学3年生)。
おまけ nipo。
「ぎっくり腰ですか? ポクの杖貸しましょうか?」
「さあ、歩いてみましょう。こっちこっち」
「それともこちらの杖にします?」
「送迎も承りますよ」
「でも、常日頃こうして足腰を鍛えるのが一番ですよ」