Terremoto in Kumamoto(今回の地震)

熊本地震。

直接の被災者ではないけれど、今まで経験したことのない種類の不安に襲われた。
私たち家族と今回の地震の関わりを、あえて一切の感情を排した <記録>として綴っておこうと思う。

上の娘は、転勤中の夫( T君)に帯同し、2年半ほど前から熊本在住。


【 木曜夜: 最初の強い揺れ 】
T君は出張で留守だったので、娘は7ヶ月の長男と心細い夜を過ごしたが、この時点では 彼らの住んでいるエリアは建物/ライフライン等に大きなダメージはなく、避難指示も出ず、自宅で朝を迎える。


【 金曜 】
さすがにお店は殆ど閉まっており、役所で飲料水を配給される。でも、電気とガスは使えるし、まもなくT君も出張から帰ってきてそのまま週末だから、このまま揺れが収まれば、、、
けれど余震と呼ぶには強すぎる揺れが頻発。水道水は濁る。

(我が)オット殿が「今ならフライト取れるから、東京に戻って来い」と。

溺愛息子と離れ難いT君も、週明け以降は出勤&州内出張で妻子と一緒には居られないし、水の濁りが一向に改善する気配がないので、帰すことに賛同。

最終便で帰京。
この日の熊本空港はまだ 通常通り稼働していた。


【 土曜 】
早朝、娘がテレビに釘付けになっている。
余震にしては強すぎて多すぎる揺れ、ではなく「本震」に襲われた、と。
そして今度は彼らの住んでいる社宅も、市の中心部も、南阿蘇から大分までも、激しいダメージを受ける。
当然、あちこちに避難指示が出され、ライフラインも麻痺。

T君も家から出て駐車場の車中で夜を明かす。
家の中は家具・家電が倒れ、食器類が散乱しているものの、建物本体は大丈夫そうなので、飼い猫2匹が外に飛び出して迷子にならないよう、ひと部屋だけ整理してエサと水を置き、時々様子を見に。
この日、強い余震は続き、ライフラインどころか食糧もガソリンも調達しにくくなり、ひとまず長崎在住の兄夫婦の家で過ごすことにし、猫を連れ、陸路3時間半。長崎泊。
b0358719_13391372.jpg
                      「本震」直後のキッチン。レンジ落下。

b0358719_13384015.jpg
長崎に避難した猫たち。押し入れ半間を提供してもらい隔離。



【 日曜 】
強い余震が続く。
住居が無事だった人たちも、いつまた震度5以上の揺れが来るかもしれない状態では 戻って片付けたり、暮らしをリセットする踏ん切りがつかない。
T君の職場も被災し、仕事ができる状態ではないので、数日長崎に居た方が、と思った矢先 … 月曜から出勤のお達し。

妻子は東京で安心だし、職場の被害状況も気になる。あちこち寸断された高速道路を使わずに熊本へ戻ることは出来るし、自分だけなら車で寝ることも可能だ。

しかし、猫たちは?
長崎とて地震の影響はゼロではなく、兄夫婦には幼児と乳児がいる。猫まで託せない。

貨物扱いなら、猫たちだけで空の便で羽田まで運んでくれることが判明。長崎泊。


【 月曜 】
熊本空港は本震以来、閉鎖されたまま。
鉄道も高速道路も機能せず、熊本は陸の孤島状態だ。

早朝、長崎空港から猫たちだけで羽田行きのフライトに。
2時間後、羽田の貨物地区で猫たちを無事引き取る。

手狭ゆえに移住プロジェクト遂行中の我が家、娘と孫が寝る部屋はあるものの、先住シニア犬猫がいるため、被災猫2匹もその客部屋に閉じ込め続けるのは厳しい。
いつ戻れるかのメドが立っているテンポラリーな対処としてならまだしも、強い余震がいつ止むのか、誰も答えられない。

関西に住む私の母の家。
父はもう自宅では介護が難しくなり、施設で穏やかに暮らしている。
なので マンションながら部屋数に余裕がある。また、母は介護から解放されたものの 独り暮らしにやや寂しさを感じている。
二つ返事でウェルカムの返事。

羽田からダイレクトに娘と孫を品川から新幹線で西へ向かわせることに。
赤ん坊+猫2匹+大荷物なので、下の娘が有休を取って付き添う。

無事、母のところへ到着。

T君は、猫を搭乗させた長崎空港から車で熊本の職場へ出社。
案の定、職場は通常稼働するには程遠く、余震の中 スタッフ一丸で原状回復に向けての努力。
夕方退社。
近くの大型銭湯が再開していたので、混雑はしていたが入浴は叶う。
自宅は倒壊は免れたものの、まだ強い揺れがあるので、中で寝るのは不安なため、車中泊。
b0358719_13400068.jpg
品川から新大阪へ。

b0358719_13402594.jpg
車窓外を見つめる。



【 火曜 】
少しだけ改善しつつあるようだが、まだ多い余震。

娘は、母の家での避難生活が長引いても大丈夫なように、当座の身の回り道具を揃える。

孫は 移動続きながら体調崩すこともなく、元気な様子。
猫たちも隔離や長距離移動から解放され、一番慣れている飼い主(長女)のそばで元気を取り戻す。
ヘルプで同行した娘は、夕方の新幹線で東京に戻る。

b0358719_16140796.jpg
彼にとっては曾祖母の家で。

b0358719_16143502.jpg
とりあえず落ち着く。


・・・・・・・・・・・・・・・・・
「いつになったら…」が見えないまま、もうすぐ発生から一週間。










[PR]

by vicinoamare016 | 2016-04-20 17:04 | 家族 | Comments(0)