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2018 春 ポルトガル旅 - 3 (ちょいとSpain) < サンチャゴ・デ・コンポステーラ >

ポルトガル旅の続き


Santiago de Compostela

さて、旅の目玉「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」に行きましょうぞ。

旅程中 ここだけポルトガルではなくスペイン。
イェルサレム、ローマと並ぶキリスト教の、One of 三大巡礼地なり。

ポルトから250㎞くらい?かな、ずっと高速道路だから往復で6時間、日帰り観光。


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8時に出発ゆえ、ホテルの朝食処オープンと同時に乱入。

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バスの車窓から、早春の農村風景。
オリーブ、ミモザ、ヨーロッパ赤松、そしてなぜかユーカリが多い。


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もちろんワイン用の葡萄畑も。

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青いところも見えるけど、灰色の雲が混じる。
今日も不安定な空模様。


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ポルトガル北境、ミーニョ川を渡る頃には また厚い雲が。。。


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ここより スペインっっ!の標識。


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国境を越えたら海が見えてきた、しかも青空♪


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大西洋に面した都市ヴィーゴ(Vigo)は、スペイン最大の漁港。


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ガリシア州都はサンティアゴ・デ・コンポステーラだけど、州内一の大都市はこっち。


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高速道路のSAでトイレ休憩。


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高速を下りて、サンティアゴ~ の街に入る前、まずここへ寄るのがお約束。


通称「歓喜の丘:Monte do Gozo」。


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長い長い巡礼路を辿って来てこの丘に登ると、初めて、目指す大聖堂が視界に入るから。

本来は、ピレネーを越えてから徒歩で800㎞以上、一日平均25㎞進むとしても1ヶ月以上かかるんだもの、感動するよね。


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歓喜する巡礼者像(とバスで来ちゃった罰当たりな日本の主婦)



この丘から大聖堂までは約5㎞。
ズームアップ・・・ほら、たしかに。


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丘を後にし、ちょいと離れた駐車場でバスを降り、いよいよサンティアゴ~ の旧市街に入る。

小雨だぜ。


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お天気がいいと、駐車場からこのあたりの道沿いはお土産屋さんがズラリと並んでるらしいけど、この日は一軒だけ。


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サンティアゴの巡礼者グッズといえば、ホタテ付きの杖




旧市街入口の「サン・フランシスコ教会」。
ラスボスの大聖堂まであと少しだからか 誰も寄ろうとしないけど、じゅうぶん重厚で立派。


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少し歩くと、この建物はかつて病院だったのよ、がよくわかる彫刻付きのファサード。



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テクテクテク。。。




出たっ!
サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂。

…って修復中で足場とカバーがねぇ。

とはいえ、なるほどたしかな威容を誇っておりまする。


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サクっと スピリチュアル系エピソードにツッコむワタクシの悪癖を封印して  おさらいすると:

1世紀、キリストの12使徒の一人・聖ヤコブ=サンティアゴがエルサレムで殉教
 →その遺骸を乗せた船は北スペインのガリシアに流れついたが行方不明に
 →9世紀、星に導かれた羊飼いが遺骸(墓)を見つける(コンポステーラ=星の野原)
 →サンティアゴの墓と認定され、司教座が置かれる
 →墓の見つかった場所に聖堂が建つ(1075年に着工、1211年に完成)
 →以後、全ヨーロッパから年間数十万人もの巡礼者が目指す『ガチの聖地』となる…



大聖堂正面前の「オブラドイロ広場」中央には、巡礼の終点を表す里座標が埋まっている。

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広場を囲んで北側は、5つ星のパラドール、19世紀まで王立施療院兼宿泊所だった建物。



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聖堂と向かい合って西側は ラショイ館、現在は自治体の庁舎。


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内部見学の前に、お昼。
賑やかな(って悪天候で人がまばら)街の中へ。




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郵便局



ガリシア料理のお店に入る。


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エンパナーダス:前菜のパイ。薄く焼かれ切り分けられているのがガリシア風。
メニュー展開的には白ワインなんだけど、寒かったからホッコリ系の赤を。



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寒くても オットは冷えたビール・・・



日本でもお馴染みのガリシア風タコ:ジャガイモとたっぷりのパプリカパウダー。


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芝エビのグリル:芝エビにしては巨大、香ばしくて美味しい。


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ホタテのグラタン:ツーリスト向けには必ず出るらしい。


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サンティアゴ・ケーキはアーモンドたっぷり。


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ごちそうさま。



そうそう、サンティアゴといえばホタテ。
ここへの巡礼路の道標も、巡礼者たちの杖にも、ホタテ。

そゆえば、フランスで『サン・ジャック(=サンティアゴ)』ってメニューにあるのはホタテ料理だし。

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理由は諸説:キリスト教の12使途たちは元の職業や殉教の仕方に因む表象があって、例えばペテロは(天国の門の)鍵、マタイは財布、ヨハネは盃と蛇、、、といった具合。
ヤコブ=サンティアゴは ホタテ。

さらに、くだんの遺骸を乗せて流れ着いた船の底にホタテ貝がたくさん貼り着いていたとか。

巡礼者たちが、皿にもコップにもなるホタテを実用的アイテムとして携帯するのが定着したとか。


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街を歩けば、ホタテ。
お宿やお店にホタテマークや看板があれば、巡礼者OK の意味も。


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古い街ならではの表情があちこちに。
かつて奥行きのあるバルコニーは課税対象だったので、異常に狭いベランダ風な窓の家が多い。



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ぐるっと歩いて、大聖堂裏側の広場に出る。
工事中の足場と垂れ幕がないので、こちらの方が萌えるたたずまい。



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では、中に入ってみましょう。
入場無料、内部も撮影可(フラッシュNG)。


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天井高いっ!

よくテレビで見るミサの主役、巨大な振り香炉 Botafumeiroが。
香炉だけで80㎏あるって。。。振ったままスっ飛んでいったら凶器。


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豪奢なパイプオルガンもダブルでスタンバイ。
パイプが垂直に突き出ているのは、イベリア・スタイルだそう。


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ひと目でチュリゲラ様式(スペイン独自のバロック)とわかる側廊柱。
華美で重いトーンの金(キラキン)。


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12世紀にひとまず完成・献堂された後も 増改築が行われてきたので、ロマネスク、ゴシック、バロック、プラテレスコ、ネオクラシックと様々な様式が混在。


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内陣中央の主祭壇。
おられました、サンティアゴ様。

サンティアゴ像は13世紀の作品。
絢爛たる装飾の祭壇は17世紀作、こちらもチュリゲラと思われ。


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この地下にお墓がある




この日は人が少なかったので、近寄ってみる。
後方に通路があって、後ろからサンティアゴ様をハグすることも可能。


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外に出て、しばし解散=散策タイム。
…なんだけど、雨は降ったりやんだりで気温も10度にとどかない。



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SL風遊覧バスも暇そう



お土産店やバルも今イチ活気がないので、パラドール内のカフェで暖をとることに。


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いやん、ここ素敵~~❤


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現在でも、年間20万人を越える人が訪れるサンティアゴ・デ・コンポステーラ。

サンティアゴ伝説・聖地認定というのも、中世に各地で盛んだった聖遺物崇拝を背景に、当時真っ只中だったレコンキスタへの士気発揚策として活用されたんだろうけどー。
生まれた土地から遠い所へ赴く人など少なかった時代に ヨーロッパ中から多くの人がサンティアゴ~を目指す=物や文化や言語が交わり、巡礼地沿いの都市の発展に繋がったのは間違いない。


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純粋に救いを求める信者たち、三大聖地を制覇したい人、スポーツとしての達成感を求める人、人生節目の記念に訪れる人、歴史書の名場面を目の当たりにしたい人、荘厳な建造物好きな人、有名だからとりあえず行きたい人、などなど。

時とともに動機は変わっても、途切れることなく人々を惹きつける場所であることは、1000年以上変わらない。

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それにしても、修復中の足場がねぇ…無念



巡礼路全行程は無理でも、徒歩で100㎞以上、自転車で200㎞以上 自力で辿った人には、巡礼証明書「コンポステーラ」を発行してくれますよ。

バスや自動車で乗り付ける人は論外(ずびばしぇん)。





では、バスに乗って3時間、ポルトに戻る。


この日はツアーで初めて夕方以降自由。
つまり御一行様夕食の設定が無いので、好きな店で好きなメニューを選べるし、明日はまた朝から移動だから ポルトの街へ出るにはワンチャン。


ホテルは郊外、雰囲気ある旧市街エリアに行くには徒歩&地下鉄。
地下鉄はローマみたく危険ではないので、乗るのはやぶさかではないし、帰りはタクってもいいんだけど。

外は雨、ほぼドシャ降り。


横着して、ホテルのダイニング・バーへ。

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ニ重ガラスなのでうまく撮れなかったけど、窓外の夜景が美しい。
これをサカナに、飲みましょう。


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ポルトガル料理(とスペイン系)はお休みして、シーザースサラダ。


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チキンのフリット、2種のソース。
これ、なかなかヒット。


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パスタも頼んだけど、ハズレだったので写真ナシ。

サービスのおねいさんはとてもフレンドリーで、ワインのお代わり頼むごとに多めに注いでくれた。




以下次号

by vicinoamare016 | 2018-04-06 11:15 | | Comments(2)

Commented by casadelsole at 2018-04-07 08:46
わ、行っちゃった! これは絶対ツアーがたすかるね😊 ポルトガルもスペインも南しかしか行ったことがないから楽しく旅気分🇵🇹
Commented by vicinoamare016 at 2018-04-10 08:38
> casadelsoleさん
基本体質的には 南の方が好きなんだけど…陽射しとか風とか食べ物とかね。
んが、連れてってくれるなら行っちゃいますよ。どうしても御一行様で動くのが苦手なら(実はワタシも)、スペインで今いちばん"キテる"サンセバスチャンあたりからレンタカーで回り込むのもアリだわよ。