前記事の続き
ポルト、2泊したけれど、ポルト観光は正味半日だけ。
サンティアゴ・デ・コンポステーラまでカバーするための拠点でもあったし、せっかくの自由時間もお天気のせいにして引き込もちゃったし。
まぁでも、半日であれだけ周れたのは言うまでもなくツアーのおかげだわね。
さよならポルト
旅の最終宿泊地 リスボンに向けてどんどん南下しましょ。
世界のバス窓から。(空はどんよりのまま:涙)
乳牛
オリーブオイル生産量は 世界第5位。
あっ、水道橋。
でも新しそう。
こちらは お馬さん。
おお、馬も羊も牛もいる、広大な牧場。
ワイン用の葡萄畑。
高速道路の最高速度制限は120㎞
4時間ほど走りつづけてーーー。
Cascais(カスカイス)
古くからの漁村 カスカイスは、19世紀に王室一家の避暑地となってから急激に発展。今や、南仏や地中海の島に飽きちゃったセレブたちの豪華な別荘も混じる、ちょっとおされなリゾート地となっている。
食事処では今回のツアーでイチオシ「Fortaleza do Guincho(フォルタレーザ・ド・ギンショ」でランチ。
もはや大雨
17世紀の要塞を改装した全室オーシャンビューのホテル&レストラン。
インテリアも素敵ですよ。
玄関からレストランエリアに続くサンルーム(サンがあればね)。
こちらのレストラン、ミシュランのお星様付きとか。ま、ツアーに組み込まれているので、私たちは プリフィクスだけどね。
バターは、プレーンとカラメル風味。
Peixe da Lota Marinado, Quinoa, Citrinos(白身魚のマリネとキヌアのサラダ仕立て) フルーツソースの酸味が爽やか♪
Filetes de Robalo, Compota de Funcho, Molho do Assado(スズキのグリル、フェンネルのコンポート、雑穀とフレッシュフェンネル) グリルした時のお魚の出汁を煮詰めたソースとフェンネル、合う!
Chocolate, Avela e Nata(ヘーゼルナッツクリームのエクレア、ミルクジェラート)
ちょっと見 クリームがコッテリし過ぎと思ったけど、美味しくてペロリ。
Mignardises, Coffee(小菓子とコーヒー)
なるほど、どれも美味しかった~❤ワインも(撮りそびれたけど)、お料理にピッタリの白をサーブしてくれたし、ソムリエイケメンだし。
お席も、↓ココ。窓外に 果てしなく広がる真っ青な大西洋が…
パンフレットから拝借
どよ~ん。
悲しみ本線日本海かっ
こんなふうに建ってるんだもの、本来はサーファーにも人気の美しい波が打ち寄せるロケーション。
こちらもパンフレットから
かつて要塞だったのよ、アピール。
ごちそうさま、大変美味しくいただきました。
晴れた日に泊まってみたひ、ドレスアップしてお食事したひ。。。
寒々しく、ざぱーんっ。
船越さんに追い詰められたら飛び降りちゃいそう
さて、30分ほどバスに揺られ、ヨーロッパ最西端の地へ。
Cabo da Roca 「ロカ岬」
北緯38'47''、西経9'30''、ユーラシア大陸西の果て:海抜140mの切り立った断崖。
ポルトガルが誇る詩人カモンイスが詠んだ名フレーズが石碑に刻まれている。
< ここに地果て、海始まる >
パンフレットより拝借
石碑の前は、某大陸系民族の団体客の撮影大会が激しすぎて、入りこめず。
水平線と空との境も不鮮明。でも、相模湾と違うわね、パシフィックドライブインも漁船も島影もないスケール感。
シンボルの赤い灯台。
晴れるとこんな感じ。
HPより拝借
ユーラシア大陸最西端到達証明書、11€なり。
岬で唯一の お土産処兼観光案内所で発行してくれる。
はい、20分ほどバスに揺られ、次の目的地へ。
Sintra (シントラ)
海に近く深い森に囲まれたこの地は、中世後期から王族の避暑地。
なので、豪奢な建築物や所縁のスポットが多く、1日では回りきれない。
街全体も可愛らしい
ワタクシたちは、王宮だけ見学。
王宮側から家並みの奥、背後に見えるのは「ムーア人の城跡」。
7~8世紀に築かれ12世紀にエンリケス王によって落城された。
登ってみたいけど、今回は行かず。
シントラに数ある歴史的建造物の中で最も古い王宮は、1910年まで王家の離宮だったところ。
全て異なったポーズの27羽の白鳥が天井に。
廊下の曲面アズレージョ。
ポルトガルでのアズレージョ制作が盛んになる以前、初期の飾りタイルは、スペインから取り寄せていたらしい。
『紋章の間』の天井。
巨大な厨房。壁をキレイに修復しちゃってるので、ちょっと歴史的な萌え感は少ないけど楽しい。
竃がたくさん。
長ーい串は、丸焼き用の獣に刺してぐるぐる回転させる用。
竃の上を見上げると、調理の蒸気や煙を排出するため、高さ32mの煙突が。
特注の器。ひと目みて、中の料理が何のお肉がわかるように作らせたんだって。イノシシ、牛、豚
メインダイニング室には、ベネチアン・グラスのシャンデリア。
庭の水浴び(スパ?)エリア。夏の離宮らしく、パティオが多くて涼しげな造り。
珍しい調度品も多く、多彩な建築様式と随所にこだわりが感じられる。
…けれど、ベルサイユやカゼルタに比べるととてもこんじまり。
今回のツアーには組み込まれていかなかったけれど、シントラでは「ペーナ宮殿」↓に行きたかったなぁ。防衛とか戦略基地っていう発想全くナシ、奇抜でメルヘンなお城だねぇ。。。HPより拝借
シントラ旧市街のカフェ。お天気がよければ 争奪戦状態のテラス席も無人。
「ペーナ宮殿」の他にも「レガレイラ宮殿」や「パラシオ・デ・モンセラーテ」、前出の「ムーア人の城跡」も訪れてみたい世界遺産の街、シントラ。
バスに揺られ、1時間弱。
Lisboa(リスボン)
後ろ髪を引かれつつ、リスボンへ。
この旅最後のお宿、VIP Grand Lisboaに到着したのは17時過ぎ。
雨ばっかりで外観撮れないんだもん、これもHPより
これまた 世界的標準の機能重視のホテル。
設備もサービスも充実していて文句はございません。
んが、ポルトガル感はゼロだわね。
夕食はフリー。
さぁ、今度は横着しないで出かけましょうぞ。
ホテルから、最寄の地下鉄の駅 Campo Pequeno(カンポ・ペケーノ)までは徒歩2分。
リスボンはホテルに入っただけで、まだ右も左もわかりません。ので、あえて旧市街ではなく、わかりやすそうな新しく開発されたエリアへ行ってみることに。
途中1回乗り換えて、Oriente(オリエンテ)で下車。
このあたりは、1998年のリスボン万博の跡地。
駅の構造もダイナミックで、スペイン出身の超一流建築家カラトラヴァの設計。
古都リスボンの持つ都会的な一面が「どーよ?」って感じで迫ってくる。
海辺に向かって10分ほど歩くと、テージョ川の河口。見上げれば ロープウェイ。
夕飯、というか夕飲みは、このビアホール「Republica da Cerveja=ビール共和国」(笑)に決定。
入店したばかりは空いてたけどね、そのうちサッカーの試合中継が始まってからは グループや家族連れでイェイイェイ状態。
濃い目のクラフトビールを飲み比べ。Munich Dunkel と Bengal Amber IPA、ウマイっっ
お昼にしっかり食べたので、おつまみディッシュを食べ散らかしましょう。
Mexilhoes a Republica c/Batata Frita(ムール貝の詰めもの黒コショウ蒸し、フレンチフライ添え)Enchidos Assados em Aguardente c/Broa(スモークソーセージとコーンブレッドのフランべ)
ソーセージは青い炎に包まれて登場
違うフレーバーのビール、写真撮り忘れたのでメニュー参照。
Czech Golden Lagerと、Bavaria Weiss。これまた美味し。
毎日シーフードメニューが多いから、お肉が食べたくなってメニューで見つけた Bife Pimenta(ペッパーステーキ)を頼む。
え?思てたんとちがう・・・汁だく。
いやたしかにビーフだし、このソースはイケるんだけどね。
ごちそうさま、いいお店。ポルトガルのステーキの注文方法は、もっと勉強してから出直さねば。
お店の前はこんな景色(入店前)。
退店時。
ヴァスコ・ダ・ガマ橋の灯りがきれい。
テージョ川の三角江に架かるヨーロッパ最長17.2㎞の斜張橋だそうな。
ほろ酔いに海風(河風?)が心地よく、駅までお散歩。
怪しげな寿司店、なぜか海老天のネオン。
でも大繁盛してる。
国際展示場。
オリエンテ駅直結の「ヴァスコ・ダ・ガマ ショッピングセンター」、深夜24時まで営業。この中にある巨大スーパーマーケットに寄ってみよっと。
鮮魚売場の方が、お肉コーナーより大きいね。
もう夜の21時過ぎなのに、なかなかの品揃え。
あー、やっぱり干しダラは別格の占拠率。
干しダラの絨毯。
うん、楽しかった。
無事お宿に到着、明日こそリスボンのメインエリアへ。
zzz~~~
以下次号