2018 春 ポルトガル旅 - 5 < リスボン >

前号の続き



Lisboa(リスボン)

滞在2日目、そして旅の最終日。

バスに乗り込み、リスボンのシャンゼリゼ「リベルターデ通り周辺」方面へ。


18世紀のポルトガルを代表する政治家・ポンバル侯爵、の像が建つ広場。

b0358719_09412871.jpg
1755年大地震後のリスボン再建の立役者




1787年創業、アール・デコ装飾が美しい歴史的カフェ「Cafe NICOLA」。


b0358719_09414034.jpg



通りの南端、30mのオベリスクが目印「レスタウラドーレス広場」。


b0358719_11184954.jpg


を、過ぎたところで 本日最初の見学スポット「Igreja de Sao Roque=サン・ロケ教会」へ。

原型は、16世紀にペスト(黒死病)から信者を護るという守護聖人・ロケを祀り建てられた礼拝堂で、18世紀半ばまでイエズス会の所有だった教会。


一見、それほど曰くもゴージャスさも無さげでしょ? 

ところが、ね。

b0358719_10332015.jpg
正面ファサードの装飾は大地震で崩落


一歩足を踏み入れると、絢爛豪華で緻密な細工が迫りくる。

こちらが 聖ロケ。
本人も生前は、まさかこんなに金尽くしな姿で拝まれるとは思いもよらなかっただろね。


b0358719_10214569.jpg



中央祭壇の四隅には、イグナチウス・ロヨラ、フランシスコ・ザビエルら 日本でも有名なイエズス会のスタメン像が。


b0358719_10215642.jpg


とりわけ必見なのは、聖ヨハネ礼拝堂。
ジョアン1世が、イタリアの芸術家サルヴィ(トレビの泉)やバンビテッリ(カゼルタ宮)に作らせた超贅沢なバロックの粋。


b0358719_10220639.jpg

これ、絵具で描いたのではなく、貴石を散りばめた極小モザイク画。
どんなに寄ってみても、絵画にしか見えない驚異のアート。


b0358719_10221608.jpg



また、日本から2年半(驚)かけた航海の末 リスボン港に着いた「天正遣欧少年使節」が1ヶ月滞在したのも この教会。


b0358719_15123877.jpg
伊東マンショ、千々石ミゲル、原マルチノ、中原ジュリアン(京都大学図書館蔵)



400年前だわよ、当時の船で海外に赴くってことは生還率50%だわよ、気が遠くなるわ~


で、その時代なぜに日本でキリスト教が?…といえば、この人。


聖フランシスコ・ザビエル、の礼拝堂。
教科書のイメージとは 違うね。


b0358719_14555475.jpg


振り向くと、入口の上にパイプオルガン。


b0358719_10225657.jpg


リスボン出身・聖アントニオの礼拝堂。


b0358719_10230778.jpg


幼いイエスを中央に聖母マリアとヨゼフが寄りそう 聖家族礼拝堂。


b0358719_10231614.jpg

うむ。

せっかくリスボン来たら、サン・ロケ教会寄っていかにゃあ~ だわね。





さて、このすぐ近くに リスボンの下町を一望できるビューポイントがある。

「Miradouro de Sao Pedro de Alcantara=サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台」。

・・・曇が多いよぉ・・・

b0358719_10235007.jpg


テージョ川やサン・ジョルジョ城まで見渡せて、とりわけ夕暮れは全体がオレンジ色に染まり、圧巻の絶景なんだとか。


b0358719_10325863.jpg

でも日本では、ミゲル君と西川君が絶唱するとことして有名。

♪しょ~しゅ~りきぃーー♪




再びバスに乗り、郊外へ向かう。


途中、車窓からモニュメント・チェック。
ブラジルを発見した(でも最近諸説噴出の)カブラルの像。


b0358719_10333834.jpg


美しいドームと鐘楼が目を引く「エストレーラ大聖堂」。


b0358719_10334997.jpg


水辺に向かって少し走る。

「Ponte 25 de Abril=4月25日橋」。


b0358719_10550942.jpg


1966年開通、長さ2277m、上(自動車)下(鉄道)2段の吊橋で、リスボンと対岸のアルマダを結ぶ。


b0358719_11033862.jpg


某旅行サイトでは、"ヨーロッパで最も美しい橋"に選ばれたことも。


b0358719_11280305.jpg


弧を描く朱色が青空に映えれば、さぞかし美しいでしょうな。。。


b0358719_11033080.jpg



リスボン中心部から約6㎞のテージョ川沿い、ベレン地区に到着。



「Mosteiro dos Jeronimos=ジェロニモス修道院」。


1502年、マヌエル1世が着工。
海外進出でもたらされた富を惜しげもなく注ぎ込み、100年かかって完成した。

さすがリスボン随一の世界遺産、イースター前のどんより天気なのに入口には長蛇の列。

b0358719_10471040.jpg

壮大・荘厳・皓然・威風堂々…。
ポルトガルが牽引していた大航海時代の栄華を今に伝える象徴的建造物。


b0358719_10472548.jpg


行列を尻目に優先入場とはさすがツアーの強み。
TDLのファストパスみたい。


b0358719_14431345.jpg


入ってすぐ、日本の小学生にも抜群の知名度を誇る、ヴァスコ・ダ・ガマの棺に合掌。


b0358719_10580668.jpg


またこの棺の細工が見事だわ。

b0358719_10590311.jpg

内陣の主祭壇は、ミサの準備中で撮影できず。


b0358719_10594445.jpg


回廊に出てみましょ。

b0358719_10392922.jpg


過剰なほど豊かな彫刻は、マヌエル様式の極致。

b0358719_10394449.jpg

回廊が囲む中庭は、修道院最大の見どころ。
連なるアーチが美しい。


b0358719_10385713.jpg


マヌエル一世のエンブレム、天球儀。

b0358719_10400102.jpg


もちろん、帆船も。

b0358719_10395288.jpg


当然ながら、海をテーマにした細工が多い。
貝、船、ロープ、羅針盤、サンゴなど、緻密過ぎるる技に目を凝らさずにいられない。


b0358719_11025340.jpg
国民的詩人カモインスの棺も


左奥のオレンジ色の屋根の建物は、国立考古学博物館と海洋博物館。

b0358719_10481044.jpg



ジェロニモス修道院のすぐ近くには、元祖『パステル・デ・ナタ=エッグタルト』のお店「Pasteis de Belem」が。


ここもスゴイ行列だけど、ツアーの添乗員さんってエライねぇ、ワタクシたちが見学している間にテイクアウトしてきてくれた。


b0358719_10484064.jpg


エッグタルトは、ホテルの朝食ビュッフェや全国のカフェに必ず並んでいる国民的菓子だけど、ジェロニモス修道院で発明されたレシピを今も守る 1837年創業のここがホンモノなんだって。


あら、焼きたてで美味しい♪
パイ生地のサクサク感と甘すぎないカスタード、2~3個イケるわ。

b0358719_10491048.jpg



同じくベレン地区には、ハズせないスポットがあと2つ。




「Torre de Belem=ベレンの塔」。

これもマヌエル一世の命で、テージョ川河口を通る船を監視し、要塞としての役目も兼ねるため1515年に着工、20年に完成。

b0358719_14415267.jpg


大航海時代独特の凝った装飾で覆われているが、17の砲台や水牢も備えた軍事色の強い建物。

残念ながら内部見学はツアースケジュールに組み込まれてなく、外から見ただけ。

b0358719_14420242.jpg
うーん、中も見学したいぞ




ベレンでもう一つの超有名建造物といえばこちら。

「Padrao dos Descobrimentos=発見のモニュメント」。

1969年 エンリケ航海王子没後500年を記念して建立、高さは56m。

b0358719_11015415.jpg

帆船が新大陸に船出する姿をイメージしていて、大航海時代のスターたちが並ぶ。


b0358719_11012884.jpg
エンリケ航海王子、ガマ、マゼラン、カブラル、ザビエル…



モニュメント前広場には大理石のモザイクで世界地図と発見年号が。
観光客だけでなく家族連れ(この日は日曜日)も多いせいか、カワユイ出店も。


b0358719_11023902.jpg


ベレン地区を後にし、水辺沿いを車窓観光。


大地震前までは王宮があったため別名:宮殿広場と呼ばれる「コメルシオ広場」。
背後に「勝利のアーチ」、中央は ドン・ジョゼ一世騎馬像、いずれも18世紀造。


b0358719_11052914.jpg


フランスやスペインからの国際列車が乗り入れるリスボンの玄関口「サンタ・アポロニア駅」。


b0358719_11042655.jpg


駅の目の前には、海の玄関口「カイス・ダ・ペドラ埠頭」。
世界各国からのクルーズ船の寄港地だ。


b0358719_11040016.jpg
巨大客船2隻が余裕の縦列停泊



バスから降り、リスボンで最も古い街並みが残る「Alfama(アルファマ)地区」をプチ散策。

b0358719_11094408.jpg
この奥は ラビリンス状態



さて、近年おしゃれに再生した(らしい)波止場の裏町「Cais do Sodre(カイス・ド・ソドレ)地区」で、5日間お世話になったバス(と運転手ミゲルさん:ポルトガルってミゲルだらけ)とお別れ。


他のメンバーとも解散して、ここから半日 やっと 完全フリータイムに突入!


まずは「Mercado da Ribeira(リベイラ市場)」でお昼を食べましょ。

b0358719_11054874.jpg


市場といっても、早朝から業者さん同士が売り買いする場所ではなく、リスボンで人気の料理店のメニューが手軽に食べられるフードコート。
朝10時~深夜まで開いてるし。


b0358719_11082581.jpg


水槽には 元気な甲殻類の皆さん。

b0358719_11062278.jpg


日曜のお昼過ぎとあって、ジモティも大勢。
席取りもかなりの競争率だわ。

b0358719_11063082.jpg


うーん、美味しそうではあるけれど、シーフードはちょっとお休みしたい。

b0358719_11061230.jpg


身体がお肉の赤身を欲しているので、ここでは異色ともいえるタルタル専門店のカウンターに陣取る。


「Tartar-ia(タルタリア)」。

b0358719_11064238.jpg


まずは白ワインで ひと息。
野菜や白身には目もくれず、赤身のタルタルばかり3品オーダー。


b0358719_11071086.jpg


キビキビ働く 濃いイケメン・シェフ。

b0358719_11075728.jpg


Bife Tartaro(基本のビーフタルタル)。
 やや甘めのソースだけどピリっとしてて美味しー、醤油も使ってるね。

b0358719_11072470.jpg


Atum Tartaro(ツナのタルタル、ルッコラとワサビ)
 マグロの赤身もね。ワインはドライなロゼで。
 
b0358719_11074183.jpg


Bife Tartaro Asiatico(アジアンソースのビーフタルタル)。
 ビーフに戻る。これもスパイシー具合がちょうど良い。パクチーとコチュジャンかな?


b0358719_11080564.jpg


ごちそうさま。
サービスのおねいさんもフレンドリーでキュート。


b0358719_11081656.jpg


どれも美味しかった、干し鱈や甲殻類に飽きたら、是非。

b0358719_09291570.jpg

フードコートがメインだけど、テイクアウトできる料理も多く、チョコレートやワイン、缶詰類やオリーブオイルなどポルトガル土産になりそうなものも売ってる。


b0358719_11083406.jpg

ので、↑のレトロパッケージ缶詰専門店で買ってみた。


b0358719_10024824.jpg


ジモティは、テラス席がお好き。


b0358719_11084941.jpg


では、リスボン街歩き 自力バージョン開始。





以下次号






























































[PR]

by vicinoamare016 | 2018-04-13 10:54 | | Comments(0)