前稿の続き
夕食の予約まで、金沢の街を散策しましょう。こちら「ひがし茶屋街」。江戸時代から続くお座敷文化を伝える、金沢で最も格式の高い茶屋街です。
金澤町家と呼ばれる伝統的な茶屋建築を活かしたショップやカフェが並び、どこを撮っても絵になる街並み。
女子旅グループの一押しスポット、「箔一」へ。
これがウワサの金箔ソフト 891円! 人生最高値のソフトクリーム(笑)
風情ある遊歩道が整備されている浅野川。
夕食は、川沿いの主計町(かずえまち)料亭街にあるお寿司屋さん、金沢通知人のおススメ。
「金澤主計 鮨処 あいじ」、片町にある古くからの人気店「鮨処あいじ」の姉妹店。
いかにも金沢らしい弁柄格子戸の町家、気分がアガります♪
酔っぱらうと滑落しそうな急階段を登った2階にテーブル席2つとカウンター4席のみ。
もちろんカウンターで、ネタ箱と大将の手元を拝見しつつ。
おつまみ:
白海老冷製、烏賊真丈、蛍烏賊と菜の花
お造り:ガス海老、サザエ、○○ハタ(名前忘れたけれどとても美味)
雲丹 on the 一口酢飯
そして、「鮨処 あいじ」のスペシャリテ、のどぐろ蒸し寿司。
あまがれい、ほっこく甘エビ、黄アジ。
こちらの握りにはガリではなく、和風ピクルスが添えられています。
マグロの漬け、バイ貝、のどぐろ炙り。お酒は全て石川の蔵元から、大将の太鼓判銘柄ばかり。
最後に芽ネギ湯葉巻き、山葵の茎とかんぴょうの細巻き。
ごちそうさま、美味しゅうございました。
まだもう一軒寄ってもいい時間でしたが、昼間の崖巡りの疲れか、日本酒3連発が効いたか、タクシーを呼んでもらってオトナしく就寝 。。。
最終日の朝。
快晴です、早起きして出かけましょう(じじばばなので 早朝起床は平気)。
徒歩で15分ほどの、近江町市場を目指します。
錦市場も築地もそうだけれど、ジモティに言わせればちょっと観光需要に迎合し過ぎ…とか。
でも、鮮魚はもちろん、食材の豊富さと活気は訪れる価値大いにあり、300年の歴史を誇る市場です。
金沢の回転寿司を侮ってはいけない!とは今や定説。
確かめましょう、行きましょう。
朝7時から営業している、近江町市場内「もりもり寿司」で もーにんぐお寿司。
たしかに侮れません。。。美味しゅうございました。…酢飯とカレーって続いても平気だわ
この日の午後イチには帰路につきますので、駆け足で金沢チェントロ名所を巡ります。
戦災を逃れた金沢の街は多くの古い町家が残っていますが、お城は何度も焼失しており、建築資料も残っておらず、現在建つ城もイメージによる部分が殆どだそうです。
とはいえ、美しく整備されていて気持ちの良い金沢城址公園。
広---い、東京ドーム5個分。
お城の敷地に隣接する「兼六園」、東京ドーム2.2個分。
シンボルともいえる徽軫(ことじ)灯籠の撮影スポットは順番待ち。
唐崎松、根上り松、梅園、鶺鴒島…、園の隅々にまで行き届いた庭師の仕事ぶりに敬服するばかり。
「尾山神社」は、前田利家公とお松の方を祀る金沢の總鎮守。印象的な神門の最上階には五彩のギヤマン(カットガラス)が嵌め込まれています。
そろそろ帰らなくては。
八村塁クンの好物「白えびビーバー」と加賀茄子フォルムのキティちゃんを買ってーーー
上りの『かがやき』に乗っておウチに帰りましょう。
結果として、今回の海外渡航はキャンセルして当然。家族や社会に迷惑をかけたかもしれない、自己責任では済まない状況でした。そして、初の能登旅は良いリフレッシュになりました。
一方で、帰路につく日あたりから連日、欧米での大規模感染が報じられ、国境封鎖や厳格な外出規制、静まり返った街、緊迫した医療現場、埋葬を待つ棺の画像などが映し出されるように…
我が国でも、家族を失った方、仕事に悪影響を受けた方、あたりまえの日常がままならなくなった方がいらっしゃいます。
ですが、予防や配慮さえ怠らなければ、旅も外食も出来るし、友人知人にも会うことができる日本にいられることはとてもありがたく感じます。
おまけ nipotini。
「金箔不要、あい らぶ そふとくりぃむ♥」
「こうなりますわよねーー」
「ポクは ドクターイエローさえあれば。かがやきなんか…くっ(悔)」