3年ぶり海外旅 por Espana, ~ Toledo, La Mancha, Parador de Granada ~
マドリード滞在中、古都トレドを半日観光。クルマで片道1時間ほど、『もしマドリードにあと1日しかいないなら、迷わずトレドへ行け』と言われるほど、らしい。
Vamos!
タホ川に抱かれた丘の上に築かれた都。西ゴート王国の首都となった560年以後、支配者は変われども16世紀半ばまで政治・経済の中心地であった。
川の対岸にから望む旧市街は、ここで後半生を過ごしたエル・グレコが描いた風景そのまま、だと思える。
カトリック、イスラム、ユダヤの3宗教文化の名残を体感しながら、旧市街を散策。
独特の石壁の仕上がり、『トレド積み』だそうな。トレドの市庁舎はルネサンス建築。
大きくもなく、ファサードもシンプルながら、ツーリストが常に出入りしている「サント・トメ教会」。なるほど、エル・グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」は拝見しておかなくてはね。
細ーい路地の先に見えてきたのはーーー
「トレド大聖堂」(サンタ・マリア・デ・トレド/大司教座聖堂)。
1226年フェルナンド3世の命で着工、竣工は1493年、レコンキスタ真っ最中の発注でレコンキスタ完了直後完成だわね。
聖堂前広場では、カルーセルや屋台。公現祭の連休中だしね。
聖堂内部。おおーっ、なんと見事なスペイン・ゴシック °˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
ステンドグラスだけで750枚!
天井へとしなやかに弧を描くリブヴォールトに導かれた視線は、美しいバラ窓にしばし釘付け。
ひとつひとつの芸術性の高さ、細工の繊細さ、きらめくばかりの豪華さーーー
グラナダ戦争をモチーフにそれぞれ異なった彫刻が施された聖歌隊席 by アロンソ・ベルゲーテも、ひたすらにお見事。
想定の斜め上を超す素晴らしさが押し寄せて来たとき、それらを形容するための語彙のなんと少ないことか (´;ω;`)
建物の規模も、サン・ピエトロ大聖堂、セント・ポール大聖堂、セビリア大聖堂に次いで4位だそう。
極めつけ?のおたから:宝物室の聖体顕示台、高さ3m、重さは200㎏超。
純金と純銀とダイヤモンドから成り、1年に一度だけ聖体行列のため屋外へ運び出されるとのこと。
歴史と芸術が凝縮されていて見どころの多い街トレド、他にも見たいモノが色々…
死ぬまでに再訪できたら、一泊したいな。
日付変わった翌朝、ラ・マンチャ地方を目指す。
車窓からは小麦畑、遠くにオリーブ林。
アーモンド。
出発して1時間半ほど。靄がかかっていた空が、晴れてきた
丘の上に白い風車が並ぶコンスエグラ村はもうすぐ。
アミューズ:ハモンのコロッケetc.
前菜:エビと長ネギのテリーヌ
メイン:タラのアーモンドソース
デザート:イチジクのケーキ、チョコレートソース
スパニッシュ・ギターの生演奏付き♪
それぞれは美味しいんだけれど、ソースの味がカブってるのと 一品の量が多くて完食はできず。
テラスからはアルハンブラの貴婦人、ヘネラリーフェが見える。
世界遺産の夜は静かに更けてーーー
Continuara' en la pro'xima edicio'n...
by vicinoamare016
| 2023-01-21 16:37
| 旅
|
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