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2019 イタリア旅 - 1 :Roma~Marche(あちこち)~Tivoli

(ほぼ)毎年恒例のイタリア旅に出かけておりました。

昨年はポルトガル、しかも初めて(ほぼ)パッケージのラクチン旅でしたが、今年は ここ数年(ほぼ)定番のレンタカー活用旅、ちゃんと(ほぼ)自力手配で。


横横道路から羽田へ。
旅行中、クルマは空港の駐車場でお留守番です。

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出発前は(ほぼ)毎回、ANAのラウンジでカレー。
空の旅は好きだけど機内食は苦手でして、搭乗直前に何かお腹に入れるようにしています。

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スターウォーズ塗装機だけど、乗ったら見えないもんね。。。
でも、いつもなら離陸まで葉加瀬さん作のANAテーマ曲が流れるけど、ばんばんスターウォーズBGMでした。

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映画3本観て、ZZZ。
これまたトランジットは(ほぼ)毎度フランクフルトで。
空港だけなら、一番利用してるのはきっとフランクフルトだわ。

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ローマ着。

オットは海外での運転に慣れている方だけど、ローマ旧市街を攻めるのにクルマは不要(むしろ大変)。
なので今回レンタカーを使うのはローマ脱出時から。

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名物の「どーやって停める/出すんだ?」ウルトラ縦列駐車



空港から宿までは、予約していたハイヤーでIN.

一応ローマも3度目だから、いわゆるホテルじゃなく、アパートを改造したゲストハウスで、暮らしてる風味な滞在を。
実はこの選択がちょっとした“忍耐と手間”を要することに:道中のアクシデント・ネタは最終章で


もう夜も遅いので、すぐ近くで「お疲れ」ワインだけ引っかけて就寝。

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朝食処はゲストハウス内にはありません。
近くのバールで使えるチケットが付いているので、そこでイタリア式甘~いパンとカプチーノ。

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なぜかシチリア菓子の得意なバールで、カンノーリも美味しそう



ローマ滞在は3泊、といっても正味2日なので、お題はかなり絞り込みました。

【ベルニーニとカラヴァッジョ + たまに古代ローマ遺跡、おまけミケランジェロ】(長いわっ)

そして、【歩く!】

Here we go~


まずは「トッレ・アルジェンティーナ」。

古代ローマの共和政時代に建てられた4つの神殿があった聖域で、カエサルが暗殺(紀元前44年)されたクーリアがあります。

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一般人は遺跡内に入れませんが、猫たちにとっては格好のお昼寝処や遊び場。
20年ほど前には、遺跡内にオフィシャルな猫の保護施設も出来て、現在200匹を超える猫たちが棲みついているとか。

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「ブルータス、お前もニャ」



10分ほど歩く。


「サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会」

多くの高名なフランス人のお墓があり、ローマ在住フランス人の国民教会でもあります。
1589年完成、ファサードは後期ルネッサンス式。

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カラヴァッジョ初の宗教画、しかも3部作。
中央が『聖マタイと天使』、右が『聖マタイの殉教』。

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そして左に、これぞ彼の最高傑作とするファンも多い『聖マタイの召命』。

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これは画集から。
写実的で劇的で宗教画っぽくない登場人物たち。

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カラヴァッジョの3部作が飾ってあるコンタレッリ礼拝堂だけ混んでいますが、天井画や内装細部も見応えじゅうぶん。

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カラヴァッジョについて語り出すと、衒学的蘊蓄オバサン化してウザがられそうなので、お口チャック。。。



ちょっと歩いてすぐ、「サンタゴスティーノ教会」。

こちらのファサードは初期ルネッサンス式、1483年完成。

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ひゃー♪
『ロレートの聖母』、巡礼の聖母、とも呼ばれています。

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ここにもカラヴァッジョ以外の見落とし厳禁『神託者イザヤ』。
ラファエッロ作なのに、なんだか筋骨隆々すぎません?

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ナヴォーナ広場に出てきました。
太陽が眩しいっ

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ベルニーニによる超有名な噴水たちがある広場。

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噴水の前に建つ「サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会」です。
ベルニーニのライバル(不仲だったらしいよ)、ボッロミーニの力作を鑑賞。

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内側に湾曲したファサードが素敵❤


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高く煌びやかなクーポラ、内装も豪華。

でも外観の方が印象的だわ、ザ・ローマのバロック、って感じ。

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ランチの前に、通しで(多くの教会はお昼休み閉館)開いている「サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会」に寄りましょう。

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ミネルヴァ広場の象の像はベルニーニの弟子作


大理石の入口は極めてシンプルだけど、ペルジーノにリッピにゴッツォリ等たくさんの名画を所蔵しています…が、それほど好きなタイプの絵ではないのでアッサリとね。

ミケランジェロ作『あがないのイエス』があったけれど、その像だけ取り囲まれてて写真撮れず。

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内部構造はローマで唯一のゴシック式、天井のブルーが美しい。

あ、ガリレオ・ガリレイの「それでも地球は周っている」と名セリフを残した裁判が行われたところでもあります。



お腹空いたわ、ランチにしましょ。


パンテオン裏で半世紀以上続く伝統的ローマ料理の有名店「ダ・アルマンド・・アルパンテオン」ーーー

と思ったけど、お店の前で開店を待っている(含むワタクシたち)のは、日本人と中国人(しかもこちらは数十人単位)ばかり。。。


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料理は間違いないんだろうけど、わざわざ地球半周して来たのに日本語と中国語の溢れる中でご飯食べるなんてイヤじゃぁ~~


で、急遽アルタネイティブ店をgooglemapでピっ。
「ロルソ 80」に行ってみました。

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外からはわからなかったけど、奥は広々。
席が埋まって来ても、アジア系とおぼしきツーリストはいません。
聞こえてくるのは(ほぼ)イタリア語、店員さんたちもフレンドリー。


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イタリアっぽい前菜盛り合わせ。
豆の煮込みとか、ナスのグリルとか、手の込んでないものが美味しい。

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アマトリチャーナは、ちゃんとリガトーニでね。

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サルティンボッカ。

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想定したボリューム通りだったので、プリモ、セコンドとも二人でシェアがちょうど良い。



さて、川沿いに出てきました。
トラステヴェレ地区を目指して歩きましょう。

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橋を渡れば、トラステヴェレです。

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テヴェレ川。
なんとも長閑で、やや地味ですが・・・

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映画:007 スペクターでは、こんな派手なカーチェイスのロケ地となりましたっ♪

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ⓒ Media Online



ボンドのDB10 より、悪役の Jaguar C-X75 がカッコイイよね。。。



20分くらい歩いて到着「サン・フランチェスコ・ダッシージ・ア・リーパ教会」。

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聖フランチェスコ所縁の教会。
建物は内外装ともにシンプルで所蔵品も少ないものの、ベルニーニ晩年の傑作『福者ルドヴィカ・アルベルトーニ』を見たいがために訪れる人が多い(me. too)。

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神の祝福に抱かれた瞬間・・・にしては、うーん、実に艶めかしい。

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あまり近づけない場所にあり、ちょうど上半身に光が刺していてその表情がうまく撮れないが、直球で言うなら「エロい」美しさです。




では、トラステヴェレ地区で一番立派な教会へ向かいましょう。

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「サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会」。

現存の姿は12世紀再建時のもので、教会としての起源は4世紀頃。ローマで最も古いとされています。
鐘楼はロマネスクですね。

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ポルティコをくぐって中に入ると、金箔張り格天井の奥には、13世紀の見事なモザイク画。

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側廊の隅々まで豪華な細工が。
高窓からの光、ステンドグラスも美しい。

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床の装飾模様は、コズマーティ式と呼ばれるローマ独自の技法。

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キリスト教徒を拷問する際に使ったとされる、鎖と重り。

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教会の前は、トラステヴェレ広場。
この界隈に多くのピッツァやトラットリアなどがあり、夜遅くまで賑わいます(行かなかったけど)。

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橋を渡って、戻りましょっと。


奥に見えるのはテヴェレ川の中州、ティベリーナ島。
島内にレストラン、教会、16世紀に建てられた今も現役の病院があります。

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お宿は、このガリヴァルディ橋からすぐ。

ちょっと休憩してから、本日もうひと頑張りの散策→夕飯へ。


歩き出して5分ほどでゲットー地区の端っこ『オッタヴィアの列柱』。
オッタヴィアはアウグスティヌス帝の妹なので、古代ローマ遺跡。

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後代の建築に取り込まれてるけどね


魚市場だったこともあるそうです。

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古代のローマの町は、現在より6~10メートルくらい低い位置にあったというから、後代~現代の建物が遺跡の上に乗っかってしまってるんですね。


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オッタヴィアからの路地を歩いてくると「マルケルス劇場」が現われます。

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奥に見えるのは「シナゴーグ(ユダヤ教会)」



この劇場跡、、NHKブラタモリ初の海外ロケ・ローマ編で紹介されていました。


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この番組のローマの切り口が面白く、特にマルケルス劇場の建材について語るイタリアの地質学者とタモリさんとの掛け合いが秀逸で、ぜひ近くで見てみたいと思った次第。


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ローマン・コンクリートって凄いねぇ。
仕上げ材は、トラヴァーチンです。

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この劇場の最上部は、アパートとして今も人が住んでいます。
番組内でも言われてましたが、つまり「オレんち、築2000年!」(笑)

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旧市街の中心部ヴェネチア広場に建つ1911年完成の「ヴィットリオ・エマニエーレ2世記念館」。
ローマに来ると、どんなに立派な建築物でも新しいものが霞んでしまいます。

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広場の西側「ヴェネチア宮殿」です。
中は博物館ですが入りません。

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ムッソリーニが演説したバルコニーだけ見たくてね。

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グルっと踵を返して「ジェズ教会」へ。

イグナティウス・ディ・ロヨラ、フランシスコ・ザビエル…、日本にも馴染みの深いイエズス会の母教会です。

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絢爛たるバロック芸術がてんこ盛りです。

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コルトーナ設計のフランシスコ・ザビエル礼拝堂には …左手。

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身廊の天井のフレスコ画は、バチッチャの大作『キリストの御名の勝利』で、ラッジによる天使の3D彫刻が飛び出しています。

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はぁー、今日はこれくらいにしましょう。
もうオットの鼻から教会が出てきそうだもの。



ランチにローマっぽい料理を食べたので、夜は変化球でビッレリア(ビアホール)「オープン・バラディン」。

宿からも歩いて2分ほど。

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今イタリアでは、ちょっとしたクラフトビール・ブームだそうです。
トリノ発祥のオープン・バラディンはそのトップランナー的銘柄。

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クラフトビール=手造り感、というにはちょっと全国展開し過ぎ感あるけれど。

そゆえば、トリノでも行きましたわ。

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いっぱい歩いて、ビールが沁みるぅ。
ハンバーガー、美味しかったですよ。

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ローマ初日ミッション(ほぼ)終了。

お疲れ様→オット、でした。


Continua.....







by vicinoamare016 | 2019-03-26 09:29 | 旅行(イタリア) | Comments(2)