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2019 イタリア旅 …を終えて

羽田に到着~

留守中、空港駐車場で過ごした車に荷物を積み込み、おウチへ帰りましょ。

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ターミナルビルや駐車場もハゲしく増築していますが、空港界隈全体に開発工事の槌音が響いております。
オリンピック前開業を目指してー、オリンピック後の利用客は大丈夫なのかしらん…成田空港は?。。。

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それなりに疲れていたけれど、まっすぐ鎌倉方面に向かわずにちょいと芝浦で下りますよ。

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はいっ「麺屋 武蔵」に寄って、舌で帰国を実感♪ 沁みるぅ。

今やラーメン(ちゃんと美味しいヤツね)は、来日する外国人たちにとっても、スシ・テンプラ以上に食べたいものなんだとか。

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滞在拠点3都市・泊数7泊。
これにて全行程終了でございます。



鎌倉教会と桜。

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・・・・・・・・・・・・・・・・


最後に、今回の旅におけるダークサイド編を。


羽田到着は予定通り…?
厳密に言うと、着陸直前に風向きが変わったのか 官制官の意地悪か 、着陸しますよアナウンス後に2回も上空旋回、高度を下げては上げ、また下げては上げるの繰り返しがございました。

いえ、どのフライトでもたまにあることなので不平を鳴らしているわけではなくーーー

航空性中耳炎ってご存じでしょうか?
風邪や鼻炎発症中に飛行機に乗ると、離着陸時の気圧変化で耳が痛くなる症状。
通常は嚥下したりガムを噛んだり耳抜きをしていれば調整できるのですが、ワタクシ、イタリア旅の前の週に熊本へ飛ばなくてはならない事情があり、風邪気味で乗った帰りのフライトで本格的な耳ツーン・・・30年以上前のシカゴ行きノースウエスト便の着陸時以来(かなーり痛かった)。

痛みは大したことなかったものの、地上に降りても、ガムを噛んでも、派手な欠伸をしても、3日経っても、左耳が塞がったままで、聴力も水の中のよう。

あのぅー、5日後に飛行機乗るんですけどぉ… と耳鼻科で応急処置(通気療法)と悪化防止の薬を処方してもらい、さらに、気圧調整に効果がある「飛行機用耳栓」も準備しました。


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一番怖いのは着陸時の耳管内の陰圧で、鼓膜が内側に引っ込んだままだと痛みを伴います。
往復のトランジットも含めトータルすると、離着陸の緊張 × 8回。

なので、着陸前に高度を下げたり上げたりの上空旋回を何度もされちゃうと、“耳と気圧に全神経を集中する数分間”の繰り返しでグッタリ…というわけです。

結局、鼓膜がポコポコしながらも深刻な痛みには襲われることはなく地上に降り立つことができて、ひと安心。
でも、旅行中ずっと左耳の違和感は抱えたままで、現在も完治してないんです。




そして、ダークな、、、というか今回一番凹んだデキゴト。

スーツケースの鍵を壊され、開けられ、現金を盗られました。
フィウミチーノ到着時に。

Baggage Claimのレーンに荷物を流す職員の仕業だと思われます。
以前もイタリアの他の空港で同じ手口の犯罪が摘発されてニュースになりましたが、無くならないんでしょうね。

おそらく:
飛行機から乗客の荷物を下ろしてからレーンに流すまでの数分で、金属か何かで鍵を無理矢理こじ開け物色→現金・貴重品を盗る→閉め直してレーンに流す→見た目は何も異常がないのでそのまま空港を出る→宿に着いて本来の鍵で開けようとすると鍵穴がつぶれてて開かない→スーツケースを壊して開けるしかない…というわけです。
オットとワタシのスーツケース、2つともですよ。

手荷物バッグ以外にも分散して現金を持っておいた方がいいと思い、預け荷物にも入れていたのがNGなんですが、基本的に大金を持って旅行はしないので被害額は大したことありませんでした(現金が入っていたのは片方のスーツケースだけ)。

ですが、本当のダメージは、鍵穴をつぶされて自分の鍵で開けられないスーツケースですよ。


普通のホテルならば、フロントも24時間だし、鍵の紛失等でスーツケースが開かないお客さんからSOSなんてこともあるだろうから、何かしら対応してもらえたんでしょうけれど、Check-in時以外スタッフは、昼間お部屋のお掃除にだけ出入りするという自立型ゲストハウスを選んだのでした。
一応電話してみたら、何か使えそうな工具を探して明日持って行くよ~、とは言ってくれたけどねぇ。

どんなふうに中身が荒されたのかも確認できず、着替えも出せず、フテ寝するしかなかった初日の夜。

スーツケースのロックってスゴいね、手当たり次第に硬そうなものを引っかけて開けようとしたけど、ビクともしないんだわ。。。

一夜明け、超絶どよよん気分でカッフェと甘いパンを齧りつつ「うん、やっぱりバールみたいな工具でロックそのものを破壊して開けるしかないよね」「でもまだ工具売ってる店やってないし、こんな街中でゴツい工具なんて売ってるの?」と不毛な会議。

あ・・・

お宿の斜め向かいに、自動車修理工場が!ここで貸してもらえないかな!

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「あのぉー、実は §∩÷☆ΘδЖ♭♯∬Φ な事情でちょっとお願いが…」

「そりゃ困ったね。すぐ近くだろ?スーツケース持っておいでよ、開けてあげるから」
「きゃーっ(しかもイケメン)、助かりますぅ~❤」

開きました。

もちろんスーツケースは新しく購入せねばなりませんけど、修理工場のお兄ちゃんがガムテープで巻いてくれたので、帰国までに調達すればなんとかなります。

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あとから思い返すに、いくらイタリアとはいえ、今回のフィウミチーノでは荷物が出て来るのに時間がかかり過ぎていましたし、Priorityタグの付いているスーツケースばかりが遅いのも不自然。
このフライトで同様の被害に遭った方もいると思います。

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空港内で気がつけば旅行保険で、あるいは航空会社にスーツケース代金くらいはカバーしてもらえたかもしれません。でも、損傷も開けられた形跡もなかったし、ハイヤーも待たせてあったので そのまま空港を出てしまいました。

こちら、マルケの雑貨屋で新しく購入したスーツケースたち。

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ところで、朝早くからやってる街中の自動車修理工場は大繁盛。
だって、イタリア旧市街の車は日々こんな石畳を走っているのです。
ワタシたちが飛び込んだ時も、ドライブシャフトを交換していました。

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助けてくれた工場には お礼のビールを。宿を出入りするたび手を振ってくれる仲(笑)


ローマって、最初に訪れた時に苦手意識を持ちました。
タクシーにボラれたり、カード詐欺に遭ったり、スリに狙われたり(これは未遂)…。
当時はイタリア語も全く喋れなかったし、欧州一の軽犯罪都市ローマを甘くみて:ボーっと生きてたせいもありましたが、以来、イタリア旅はローマを避けて地方都市と田舎ばかり。

でも、ローマには見たい・訪れたい魅力が無尽蔵なので。。。
今回13年ぶりに訪れてみて、実際、上記のようなトラブルとは無縁でした。

スーツケースとはねぇ、、、預けた荷物が迷子になるなんてことも未経験だったし。

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ローマのあちこちで見かけるフォンタネッラ:いつでも冷たい水が飲める


結果的には旅の小ネタとして落ち着きましたが、被害額の大小に関わらず、不愉快ですよね。
そして、リカバリーのために、限られた旅程の中で半日以上がつぶれてしまうわけです。


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Senatus Populusque omanus(元老院およびローマ市民)



今回の旅を総括してみるに。

冷たい雨に悩まされた去年のポルトガルに比べると、ほぼ毎日いい陽気に恵まれてラッキーでした。街歩きの楽しさは、お天気次第ですものね。

また、日本人らしく(笑)忙しいスケジュールながら、古代ローマ&バロック&ローカル食文化という偏った趣味嗜好を過不足なく詰め込むことができた旅でした。
とりわけマルケにおける得難い経験の数々は、ロベルトさん、そしてイタリアの達人・陽子ちゃん のサポートがあってこそ。
この場を借りて深く感謝いたします。


そして、長くてクドい記事を読んでいただいた皆さま、お疲れ様でした&ありがとうございました。


Fine.

by vicinoamare016 | 2019-04-05 10:02 | 旅行(イタリア) | Comments(6)

2019 イタリア旅 - 6 :Roma~Marche(あちこち)~Tivoli

マルケを発つ日の朝が来ました。

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マルケの魅力を、これほど多彩な角度からディープに堪能することができたのは、マルケの顔役・ロベルトさんのおかげであったことは言うまでもありません。

本当にありがとうございました。
次回来日の際は、ワタクシたちにおもてなしをさせて下さいね。
そして、また必ず来ます。

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バックは、開花し始めた桜たち


Arrivederci a presto!

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また来いニャ



グラン・サッソ・トンネルを、来た時と反対にくぐって、ローマ方面に戻ります。
低い雲が垂れこめていて山々の稜線は見えず。

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高速道路の料金所。
TELEPASSレーンは、日本のETCみたいなシステム。
提示額の小銭選びに手間取るワタクシたちは、クレジットカードで払っています。

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今回の旅の最終滞在地は、ティヴォリ(=Tivoli)。
ローマの郊外(かなり郊外)の小さな都市ですが、ヴィッラ・アドリアーナとヴィッラ・デステの2つの世界遺産があります。


ホテルに荷物を置いて、ヴィッラ・アドリアーナ(=Villa Adriana)に向かいます。
いったん入園しちゃうと飲食店は無さそうだし、ハンパなく広いし…、見学前に腹ごしらえを。


「リストランテ・ヴィッラ・エセドラ」。

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なかなか素敵な佇まい&インテリア。
14時半を過ぎていたので、結構空いています。

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まだアップシーズンじゃないしね、個人のツーリストは少ないみたい。
ローマ中心部からは車で約40分。
ローマ滞在中に、バスか電車の日帰り観光に訪れる人が多いようです。

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カルチョーフィ・アッラ・ロマーナ。
ローマ風は、ハーブでオイル煮にしてある感じ。
これはこれで美味しいけれど、ユダヤ風丸揚げの方が好み。

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ローマで食べて以来、トンナレッリがお気に入りのオット。
なんのソースが忘れたわ~、たしかツナと…プツプツはマグロのからすみだったような。


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エビとトマトのピチ、リコッタクリームとピスタチオ添え。
シエナ発祥のピチですが、ローマ料理のお店でもよく見かけます。
美味しかったー

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夜のグランドメニューはかなり豪華な一品も。
アペリティーヴォも出来るバール、中庭のオープンテラス席もありました。




さて、入園。

かのハドリアヌス帝(市村正親さんぢゃないわよ)が118~138年ごろ建造した120ヘクタールに及ぶ広大な別荘跡で、現在見学可能なのは40ヘクタールほど(充分だわっ)。

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エントランスから既に200mほど歩いていますが、見えるのはオリーブの林ばかり。。。


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やがて右手に展示室、ここに全体模型があるので、なんとなく全貌を把握すべし。

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この城壁の門をくぐると「ポイキレ」が見えるはず。

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ストア・ポイキレ、ギリシャ語で彩色された回廊のことです。柱廊の痕跡はわかりにくいのですが、中央の池は当時からあったもの。

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西側には、警備兵の駐留部屋だったのでは?とされる「百の小房」が並んでいます。


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大きなニンフェウム(噴水や彫像・植栽等を設えてある、泉水堂)と、3つのエセドラのある建物。

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浴場のドーム。
皇帝が頻繁に通っていた「冬の邸宅」とよばれ、大理石とモザイクで覆われた豪奢な浴場だったが、今はただ想像力を駆使して2000年前に想いを馳せるしか。。。


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この遺跡のハイライトともいえる「カノープス」。
エジプトの運河をイメージした、皇帝の夢の風景を造成したそうです。

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池の奥には、セラーピス神殿。
彫刻や柱は、池に沈んでいたものを引き上げ、当時を再現(本物は博物館蔵)しています。

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帝が溺愛した美少年アンティノウスでは?と伝わる青年像。
ミケランジェロのダビデ、リアーチェの戦士像の次に有名なお尻だと思いまする。

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池の左側には、列柱の基盤が並んでおり、反対側はには女性の像4体とその両脇には男性像が。

修学旅行と思しきフランス語の学生グループが熱心にガイドさんに質問していましたよ。

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「プレトリオ」。
発掘当初は兵舎とされていましたが、貯蔵庫だったよう。

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恐竜のような大迫力、大浴場のドーム。
パンテオンしかり、2000年後まで残るこんな高いヴォールトを架けた技術に改めて脱帽です。

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「海の劇場」は円形の回廊の中心に池、橋を揚げてしまうと誰も入って来れない小さな東屋があり、帝は寡黙な策謀に耽っていたという(が・・・妄想が膨らむわぁ)。

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テムペーの谷を見下ろすテラス、推定樹齢1000年モノのオリーブ、賓客用部屋床のモザイク、ヴィーナスの神殿跡…

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オットの耳から遺跡がこぼれ出てきそうになったので、退場。
それでも結構ちゃんと見学しましたよ、3時間近く園内におりました。

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ヴィッラ=別荘と名がついていますが、ちょっとした街として機能する広大さと設備。
このあたりは古代から鉱泉に恵まれ、ローマ中心部の建築物にも多用されたトラヴァーチン石材の産地でもありました。

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ティヴォリの街全体の遠景




そして、いよいよオットお待ちかねの最終ディスティネーションへ。
旅先で市場やスーパーマーケットを見て歩くのが大好きなんですよ。。。

特に、Esselunga(=エッセルンガ)がお気に入りで、滞在地の近くにあれば必ず旅のスケジュールに組み入れるようにしています(笑)

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ルンガ(=lunga:長い)エッセ=Sがトレードマーク


イタリア北部~中部での店舗展開なので、南部を旅するときは Auchanやいipercoop、Carrefour(カ―ルフール)等に行きますけど。


教会や遺跡巡りよりも明らかに軽やかな足取りでカートを押す…(笑)

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へぇー、イタリアのショッピングカートのベビーチェアってこんな位置に付いてるのねん。

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ConadやCoop、EuroSpin等は、全国の街中にあって便利ですが、エッセルンガの方がちょっとだけ品揃えがハイエンドな感じ。デリやPB商品の質も良い気がします(あくまでもワタシの印象)。

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HPより拝借



んなわけで、お土産用乾きモノや調味料の他に ついお惣菜なんぞ買っちゃったもんで、この日の夕食はエッセルンガのデリとワインでホテルの部屋で済ませつつ、帰国の荷造り。

・・・・・・・・・・・・・


帰国する朝になりました。
ティヴォリから空港へは50分くらい。

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日本みたくミニバンは殆ど走ってないね


レンタカー返却前に給油して、と。
欧州は、商業車以外もずいぶん前からディーゼル車が多いです。

しかしイタリア、ガソリン高いねぇ。。。

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借りた車もディーゼル車。
お世話になりました。

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フィウミチーノ空港のレンタカー返却場所は、一般車のパーキング棟内。

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数年前に改装工事が終了して、新しいお店も増えた空港内。

(例によって)ルフトハンザの上顎削れるかもサンドウィッチをパスするため、搭乗前にランチ。
「アンティカ・フォカッチェリア・サンフランチェスコ」、シチリア料理のお店です。

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シチリアっぽく、インツォリアとモディカのクラフトビールTari'。

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オットは、フォカッチャ・アッラ・ノルマ。
シカゴピッツァぢゃないよ。

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パスタ・コン・サルデ。
イワシです、パスタはカサレッチェ。
ウイキョウとレーズンも効いていて、空港内のお店にしては高レベル、美味しい❤

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帰りもフランクフルトでトランジット。
おーっ、なんて整然としてるんでしょう、さすがのジャーマン・ワーク。

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帰国便は、ANA機ではなく共同運航便のLH。
ここでも、機内食パス対策の準備をしますよ。

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搭乗前にプレッツェルとソーセージ、そして日本出発時から持ち続けている黒豆お煎餅・・・



Continua.....

by vicinoamare016 | 2019-04-03 11:18 | 旅行(イタリア) | Comments(4)

2019 イタリア旅 - 5 :Roma~Marche(あちこち)~Tivoli

マルケでのお宿、ラ・シェンテッラの朝も3日め。
朝のオレンジジュース絞りは、オットの役目として定着しております。

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前日ゲットしたトリュフ、最後の1個は 生卵と瓶に入れられて冷蔵庫でひと晩過ごしました。

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こうすると卵本体にも香りが移って、なんとも馥郁たるトリュフ目玉焼きに♪
トリュフハンター氏おススメの食べ方です。

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朝ご飯というより、立派なお酒のお伴だわ…




さて出発、今日はどこへ?

牛が放牧されていますよ。

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アスコリ・ピチェーノ近郊の農場「フォンテグランネ(=Azienda Agricola Fontegranne)」。

生乳とチーズがメインですが、オリーブオイル、ジャム、食肉/加工肉なども生産・販売しています。

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イタリア・スローフード協会のメンバーでもあり、伝統の食文化への回帰を心掛け、人にも大地にも健康をもたらすという理念を実践しています。


元気な山羊たち。

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奥のケージには、仔山羊が集められていますね、かわゆい。

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ここでは、牛と山羊のチーズを生産しています。

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清潔な畜舎で大切にお世話されていて、皆さん、穏やかな性格。

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工房と直結の店舗。
山羊乳を使ったチーズの季節は終わり、今は牛乳製のチーズが並んでいます。


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マルケ特有のチーズといえば、洞窟の中で熟成させるフォッサが知られています。
辛みや苦みの中に、なんとも言えないコクがある不思議な美味しさ。

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HPから拝借したフォッサ・チーズの画像



ギョット、ロッキオ、ウブリアコ、ルーナ・ジャッラ、… 6種類を味見させてくれました(お腹いっぱい&ワインが欲しい~)。


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中がトローリとしたギョットと、60日熟成のセミハードタイプのカンパニョーロを購入、真空パックにして持ち帰りました。


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カンパニョーロ


この農場、ついこないだまで日本人の青年が住込みで修業に来ていたそうですよ。

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ちょっと雲が出てきました。
今度は、ワインの名醸地オッフィーダ(offida)に向かいます。


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街の西側の崖の上に建つ、サンタ・マリア・デッラ・ロッカ教会。

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旧市街の中心、ポポロ広場の市庁舎は14世紀建造。

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独特の編み台クッションを膝に置いて編み上げるレースも、この街の貴重な伝統工芸です。

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広場に面して建つ「チウチウ(=Ciu Ciu')」ワインを訪ねましょう。

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1970年に家族経営で始めたCiu Ciu'は、今や150ヘクタールもの畑を有するマルケ州で(たぶん)一番大手のワイナリーに成長。
カジュアル・ラインは日本でも多くの業者さんが扱っています。

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立ち寄りテイスティングOKの店内


お店の地下を案内してくれましたよ。

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セラーかな。と思いきや、100年以上前のワイン造りの道具、人々の暮らしを再現したディスプレイが。

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こちらは、店内奥のサロン。
予約をすればお食事もできるそうです。

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テイスティングは、ラツィオのブドウを使ったロザートから。
マルケ名産のおつまみたちと共に♪


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次に、パッセリーナとペコリーノ、白を2種類飲んだんだけど写真が…無いわ。

各ワインの感想を聞かれるのだけれど、表現するイタリア語彙力が圧倒的に不足しておりましてですね、ハズさない程度の形容詞をひねり出すのが大変・・・


こちらはゴティコ、モンテプルチャーノとサンジョベーゼのブレンド。
かなり強いワインながら、のどごしスムーズ。

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最後に、エスペラント。
カベルネ・ソヴィニオンが加わり、オーク樽で24ヶ月のガツん系フル・ボディです。
美味し❤

日本であまりお目にかかれないものを3種類、オリーブオイルを1本購入。

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一番右がエスペラント


お昼は …ワインと一緒に出してくれたチャウスコロ、ロンザ、プロシュット、チーズにパンにオイル…それも美味しくて食べ過ぎて… お腹いっぱいだよね~、とパス。

近所でカッフェだけ飲んでオフィーダを後に。



そして、ワイナリー2軒め。

アソ渓谷(阿蘇ぢゃないよ)に広がるブドウ畑、「カザーレ・ヴィターリ(=Casale Vitali)」、目下急成長中の注目株ワイナリーだそうです。

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生憎の雨模様


まだ日本では流通してないようですが、メト・ド・クラシコ(シャンパン製法)で造られるスプマンテで評判です。

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事業拡張に伴い、増築したばかりの醸造所に新しいタンクが並びます。

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メト・ド・クラシコですからね、瓶内発酵を促すために こうやって手でクルクル瓶をまわしますよ。

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そうして造られるイチオシのモンティッリ(Montili)。
ロベルトさんが我が家にいらした際には白を飲ませていただいたので、ロゼを。

エレガント~

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もちろん、泡以外も美味しいんです。
ペコリーノ100%のチェレステ(Celestiale)。

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マルケといえばロッソ・ピチェーノ、ケルクス・ルブラ(Quercus rubra)。

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ばりばりバリックのジュウジョ(Giugio')。
アマローネのような仕上がり。


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モンティッリとジュウジョを購入いたしました。
遠からず日本のインポーターさんの目にとまるんじゃないかと。

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お宿に戻ってきたのは日が暮れてから。
この後、ロベルトさんはお仕事でお出かけです。


この日のスケジュールからして、夜に出かけて外食するのも億劫になるだろーなー、と踏んでいたので、昼間近所のスーパーで仕入れておいた食材で自炊しましょっと。
せっかくキッチンあるしね。

ビールと。

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アサリのスパゲッティとサラダ。

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ビステッカ、二人で350g。
味覚のリセット用に携帯したワサビと醤油で(笑)

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ハーブや調味料類は、ロベルトさんのキッチンから拝借。
素材がいいのかしらね、簡単クッキングだったけど美味しかったわ~


かくして、マルケ滞在最後の夜は更けて・・・いや、22時には zzz。。。



Continua.....

by vicinoamare016 | 2019-04-01 09:07 | 旅行(イタリア) | Comments(2)

2019 イタリア旅 - 4 :Roma~Marche(あちこち)~Tivoli

翌朝、なんて気持ちの良いこと!

都心から郊外に引越して、空の色や風の匂いが身近になったとはいえ、まだまだレベルが違いますな。
聞こえてくる鳥の鳴き声もバリエーション豊か。

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朝食中。

お宿のネコちゃん、ティグレに慕われて嬉しいオット(♂猫だけどね)

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9時半、お出かけ開始。

ロベルトさん、走行距離25万キロの自家用車(もちろんMT)で、クイクイっと山を登ります。

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100mくらい登ったところで待っていると、不思議な形のスコップを持ったトリフォラオ(=トリュフハンター)登場。

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そしてこの日の主役、人懐っこいワンコのジョー(♂)。
優秀なトリュフ犬なのです。

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アルバの白トリュフは別格として、ウンブリア州ノルチャやマルケ北部のアクアラーニャも良質のトリュフ産地として有名で、南部のこのあたりでも昔からトリュフがよく採れるそうです。

そこで、トリュフ狩りに同行させてもらいました。

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現在では、自生しているトリュフの収穫はごくわずかなんだとか。

この山も、樫の苗木に胞子をつけて植え、雑草抜きと 乾き過ぎない程度の水撒き、そしてイノシシやリスなど野生動物に荒されないよう管理しつつ育てています。


おっ、ジョーが走り出しましたっ。

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トリュフは地上からは全く見えません、訓練された犬の嗅覚が頼りです。

見つけたらすぐ、掘り返し過ぎたり齧ったりしてトリュフを傷つけないよう慎重に人が掘り出します。

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『見つけましたぜ!褒めて下さい!オヤツ下さい!』

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昔から “ラゴット・ロマニョーロ” という中型犬が、トリュフ探知犬に向いている犬種として知られており、トリュフ犬養成所まであります。

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ジョーはラゴット~ではないし、養成所に通ったわけでもありませんが、仔犬のときに適性を見出され、訓練してきたそうです。

おっ、また見つけましたね。

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ジョーにとっては、お仕事というより、見つけた後に いーっぱい褒められて大好きなオヤツがもらえる楽しいゲーム。

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白トリュフは秋ですが、冬~春先にかけては黒トリュフ。夏にもサマートリュフと呼ばれる黒が採れます。


この日の収穫、60€ で買い取りました。

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さすがに日本に持ち込めないので、今夜の夕飯でパスタと和えることにしましょう。



午後はロベルトさんとは別行動なので、いったん宿に戻ります。
途中、展望スポットに寄ってくれました。


南西方向に、シビッリーニ山脈。
山々の頂きは30km以上も連なり、2476mのヴェットーレ山はマルケで最も高い山です。

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そのまま左にパンすると、グラン・サッソが。
こちらの最高峰は、コルノグランデ 2914mです。

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絶壁に築かれた街。
太古は海の中だったそうで、このあたりの地層には貝や魚の化石がたくさん埋まっています。

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あら、人面カメムシ?カミキリムシ?

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畑では桃の花が満開でした。

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さて、今度はオットの運転でちょっと遠出、片道100kmくらい。
アドリア海を右に見ながらアンコーナ手前まで北上してから、山間の街ジェンガに向かいます。

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うーん、山がゴツゴツしてきましたよ。

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「フラ・サッシ鍾乳洞(=Grotte di Frasassi)」に着きました。
ガイド付のツアーでしか入れないので、次の回のチケットを買って待機。

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観光地ですねぇ、お土産物屋さんが並んでて、日本だと鮎の塩焼きかソフトクリーム売ってるだろね(笑)

軽く食べれるところもあるし、インフォメーション・オフィスやトイレも整っています。

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次のツアー時間が近づくと呼び出しがあり、洞窟まではシャトルバスで移動。


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洞窟前のバス停で降ります。


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外廊下を歩き、岩山の中に入ってから、さらにサンダーバード基地のような厚い扉を2回通ってーーー

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こんな感じでグループごとに入洞、ガイドさんの説明を聞きながら進みます。

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パンフレットから拝借


英語ツアーもあるのですが、アップシーズンではないのでこの日はもうイタリア語の回しかなくてね。
何億年前とか、鉱物の生成過程やら化学反応がどうのって(このへん既に推測)…ちょっと何言ってるかわかんないんですけど(汗)

基本的に写真はNGで、第2ゾーンのみ撮影可とのことで、こんなのしか。。。

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でも、ホンーーーっトに素晴らしかったんですよ!
規模もヨーロッパ最大らしく、ライティングが絶妙でとても美しかった!!


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こちらもパンフレットから


スケジュール的にキツいからと、諦めようかと思ったりもしましたが、来てよかったわ~

上級者用には、↓のようなアドベンチャー・コースもございますよ。

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あら、17時。
急いで帰りましょう。


キッチンを覗くやいなや、手打ちパスタ造り開始です。
オットもすかさず参入。

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すでにロベルトさんが一度めの捏ね捏ねを済ませ寝かせておいてくれたので、伸ばして伸ばして、細めのきしめんサイズに切ります。

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お蕎麦みたいな色は、古代小麦を使っているから。
卵も入っています。

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ワインはもちろん、ロッソ・ピチェーノ。

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トリュフも削りました、迫りくる芳香。

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完成♪
ペコリーノをかけていただきます。

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白トリュフは必ず生のままで使うのが鉄則ですが、黒トリュフは少し加熱すると香りが増すので、フライパンの上で温めながらパスタと絡めました。

セコンドは、チキン・カチャトラ・マルケ風。
ラルドとグアンチャーレ、たくさんのハーブで炒めた濃厚なトマトソースが美味しくて、ソースだけでもパンが進みます。

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ごちそうさま~
3人でワインを2本空けましたとさ。


古代小麦のサンプルたち。

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この日も満腹就寝…zzz…

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いい夢見ろニャ
 


Continua....


by vicinoamare016 | 2019-03-29 21:48 | 旅行(イタリア) | Comments(2)

2019 イタリア旅 - 3 :Roma~Marche(あちこち)~Tivoli

3日めの朝です、ローマを脱出。

イタリア半島の ふくらはぎあたりを西から東へ横断します。

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ローマでの宿からフィウミチーノ空港までは予約しておいたタクシーで40分ほど。


空港でレンタカーをピックアップして向かいます。
283km、3時間。

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え“?
コンパクトなVolvoをお願いしたはずなんだけど、出てきたのはコレ。
A3だから車格は一緒なんだって…デカい。

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ま、イタリア人相手にゴネても勝てそうにないし、値段も変わらないから、出発しましょ。


3年前まではカーナビも借りていたけれど、今やスマホの方が優秀で、充電さえ気をつけていればサクサク案内してくれます。


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バッテリーはどんどん消耗する


そもそもイタリアでは、カーナビ標準装備の車自体ほとんどありません。
何でも基本モデルが至れり尽くせり過剰な日本。



首都圏の環状線を抜けると、ほどなく山々が見えてきます。
イタリアの東西幅、距離は大したことないですが、アペニン山脈が半島の中央に盛り上がっているのです。

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少し高度も上がり、外気温が下がってきました。
冬場は積雪対策が必要です。

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ローマを出てから渋滞全くナシ、アブルッツォ州に入って、SAで休憩。

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おー、フライドポテトをパン生地で巻くという炭水化物ラバー向けな。。。
食べませんでしたよ。

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イタリアで最も大きい山塊、その名も「グラン・サッソ(大きな岩)」を超えなければ、アドリア海側のマルケには辿りつけません。

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でもね、アウトストラーダA24は全長10km超えのトンネルで “大きな岩” の向うへといざなってくれるのです。
関越トンネル並み(たぶん)です。

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出ました、うまく撮れなかったけどアドリア海側のイタリアです。
ここまで来れば、次の目的地はもうすぐ。

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マルケ州ペトリートリという小さな町に着きました。

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今回3泊お世話になるB&B「La Scentella(ラ・シェンテッラ)」。

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昨年、我が家で マルケのプロモーション をして下さったロベルトさんの経営するお宿です。

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毎年のように、イタリアの “車じゃないと行きにくいトコ” を訪れる旅を重ねてきたワタクシたちですが、このあたりは未到達(マルケ州内で言うとウルビーノだけは行きました)。

ゲストルームは4室。

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ワタクシたちは “オリーブ”の部屋♪

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ダイニングキッチンもカウチもあって、広さもじゅうぶん。

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再会の挨拶もそこそこに、『荷物を置いたら一緒にお昼だよ!』
と、ロベルトさん。


メインキッチンに下りてみると、

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ガシガシお料理中。

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前日からのゲスト(イタリア人ご夫婦)もお手伝い。

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こういうのキライぢゃないオットも、すぐさまお肉をミンチミンチ。

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ジャガイモとチコリアをソテー。

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女子ーズは、オリーヴェ・アスコラーナ担当。

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陽気がいいので、お外ご飯。
地元の美味しいワイン、チーズも出てきて、いきなり楽しい宴会に。

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お土産に持参した、熊本のお酒「瑞鷹」を、なぜかプーリアっぽいお猪口で。

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ロベルトさん(以下ロべ)『よっし、ちょっと昼寝。16時半になったら出かけよう!』

で、

16時半過ぎ。ロベルトさん運転で出かける。

車窓から見える丘陵が美しいわ~

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最初に訪れたのが、個人でこだわりのビールを造る小さな醸造所。

ワイン大国イタリアでかつてはマイナーな飲み物だったビールが若い世代を中心にウケていて、1990年代ころから、若い醸造家たちが起業し始め、転職組も多いそうです。

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材料の大麦も、こんな単位の量で仕入れています。

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これ、このまま食べられます。
香ばしくて美味しかった。

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クラフトビールの魅力は、そうした熱意ある造り手が自由な発想と試行錯誤で生み出す多様なフレーバーたち。

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自信作を試飲させてくれました。
これは最も日本のビールに近い感じ。

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街のビッレリアでも、クラフトビールのラインアップを充実させる店が増えていて、こちらのビールにも次々と引き合いが来ていて、生産が追いつかなくなりそうとのこと。

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ロベルトさんは、ラベンダー・フレーバー造ってみてよ、と推し押し。。

ごちそうさま、美味しかった。結構飲んだよ~~



ビール醸造所の次は、お肉屋さん。

「サルミフィーチョ パッサモンティ(Salumificio Passamonti)」、お肉屋さんといっても、加工肉の工房がメインです。


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夕方、お客さんが次々と



創業者の祖父のレシピを守る女主人クロティルデさんが貯蔵庫を案内してくれました。

塩とハーブだけで作るロンザ(カポコッロ)。

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マルケ名物のチャウスコロ、この店ではサラ―メ・モルビド(軟らかい)と呼んでいる。

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丸いのはグアンチャーレ(頬肉)、長方形のはラルド。

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熟成を待つプロシュット、こちらは18カ月で商品になるそうです。

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ヒャッホーな、お味見。
塩っ気が控え目でまろやかです、美味しいーーー

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こちらのチャウスコロは、オレンジの皮と塩・コショウだけで調味していて、後味が爽やかでした。

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マルケ到着一日め、まだ終わりませんよ。


ロべ:『アスコリ・ピチェーノの夜景を見に行こう!』

夜道を走ること30分ちょっと、マルケの最も南に位置する都市。ご先祖は紀元前7世紀にこの地にやってきたピチェーノ人という古い歴史があります。


1907年からポポロ広場のこの場所にある「カフェ・メレッティ」。
アニス・リキュールのアニゼッタで有名です。

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同じくポポロ広場に建つ聖フランチェスコ教会やロッジャ・ディ・メルカンティ、最も広いアッリンゴ(Arringo)広場の「聖エミーディオ大聖堂」など、きれいにライトアップされていて、夜遅くまでカップルや若者たちで賑わっています。

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ゆっくり再訪してみたい魅力的な街でした。


アスコリ・ピチェーノから帰路の車中、ワタクシたちは爆睡。

ロベ:『朝ごはんは、8時半でいいよね?』

はーい、Buona notte!

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Continua.....

by vicinoamare016 | 2019-03-28 10:13 | 旅行(イタリア) | Comments(4)

2019 イタリア旅 - 2 :Roma~Marche(あちこち)~Tivoli

ローマ歩き2日め。

昨日西側をかすめたヴェネチア広場を東に向かい、「フォーリ・インペリアーリ(皇帝たちの広場)」通りに出ます。

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キノコ雲みたいな ローマの松。

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よく知られている「フォロ・ロマーノ」は、この道をもう少し進んだ右側に広がっていて、古代ローマ共和政時代が最盛期だから「フォーリ・インペリアーリ」よりも古い。

とはいえ、手狭になった「フォロ・ロマーノ」の外に初めてフォロを造営したのがカエサルだから、こちらも2000年超。


「トラヤヌス帝のフォロ」。
110年頃のもので、帝の霊廟も兼ねています。後方は18世紀の教会堂。

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『この時代、ローマ帝国の領土は最大となります。さて、このときの皇帝は?』って、試験に出るヤツよ。


「トラヤヌス帝のマーケット」。
フォロに隣接する半円形のファサード、2~3階がショッピングモールだったとか。

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「アウグストゥス帝のフォロ」、紀元前2年完成。
神殿の円柱と防護壁、正面階段が残っています。

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「マクセンティウス帝のバシリカ」。

インペリアーリ通りの南奥、前述の遺跡群とは反対側に現われる、312年完成の巨大建造物です。
…が、真横で地下鉄工事中。こんなとこ掘って大丈夫なの?

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コロッセオが見えてきましたが、現代の激し過ぎる重機とのコントラストがなんとも。。。

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ローマ東部から乗り入れる地下鉄C線を造っていて、すでに(といっても予定の6年遅れ)部分開通しています。

(いちおう)先進国の首都として 地下鉄がA線B線の2本しかなかったというのもナンなんですが、“掘れば90%は貴重な遺跡に触る”現実は 鎌倉どころじゃないですもんね。

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このフォーリ・インペリアーリ通りも、元はと言えばムッソリーニが軍事パレードの為に強引に造ったもの。その際多くの遺跡が破壊され、埋められてしまったという負の遺産的一面を持っているのです。

ローマ人たちの本音やいかに。。。

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ご存じ「コロッセオ」を右手に眺めつつ、北側の坂を登ります。

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本日一軒め「サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会」。

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中に入ると、右奥に人だかり。
ミケランジェロの『モーゼ像』です。

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寄ってみましょう。
あ、目が合った。
十戒の刻まれた石板を抱えています。

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教会名にあるヴィンコリ=鎖が収められている主祭壇。
聖ペテロが繋がれていたとされる聖遺物です。


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さあ、今度はテルミニ駅方面を目指し、ランツァ通り→メルラーナ通りへと歩きます。

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見えてきたのは「サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂」。

創建は4世紀、ファサードは18世紀のものですが、鐘楼は14世紀。
当時北部で流行していたゴシック様式は全く採用していません。

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ローマ4大聖堂のひとつで、バチカン市国の管轄だから? 入館時にセキュリティチェックがあります。
ガイド付きの地下遺構見学や隣接の博物館も面白そうだけれど、2時間くらいかかりそうなのでパス。

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巨大な内部の基本構造は、クラシックな列柱とその上に水平な装飾パネルが並ぶバシリカ式です。

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天井、バラ窓、レリーフに後陣のモザイク(写真が無いわ)…、細部までゴージャス。

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聖遺物として、キリストが生まれたときに使った“かいば桶”の木片が収められているそうですが、近づけませんでした。
システィーナ礼拝堂、パオリーナ礼拝堂も素晴らしかったのですが撮影禁止。

こちらは、洗礼堂。

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そして、ここにベルニーニのお墓もあります。

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聖堂裏側のエスクィリーノ広場から見ると、こんな外観。

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カヴール通りをテルミニ駅方向に少し進んでからの、共和国広場を目指し左へ。
見えてきました、次の目的地。

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「サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会」。

ディオクレティアヌス帝の浴場だった独特のエントランス、素敵です。

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16世紀にミケランジェロが、中央の巨大な冷浴室のドームと円形の温浴室を教会堂として改修しました。


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天井とドームの高さ、柱の太さなど、古代ローマ時代の浴場の規模が偲ばれます。

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裏口から出るとトイレ、そして右側に浴場跡に通じる階段がありました(行かなかったけど)。

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表から出て共和国広場を斜め右方面に進み、14年前に初めてローマを訪れた際に泊まったセント・レジスの前を通り過ぎ、旧市街ではビジネスエリア?とおぼしきあたりへ。


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「サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会」。

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映画 “天使と悪魔” で、枢機卿が火あぶりにされていたところです。
ラングドン教授が駆けつけるも、救えず。

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映画でも謎解きの重要なポイントとなっていた、ベルニーニの『聖テレザの法悦』。

『福者ルドヴィカ~』同様、艶っぽ過ぎる恍惚の表情は完成当時賛否を呼び、設置場所に困ったとも。

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高所にあり、前を団体が陣取っていて近づけず…



小ぶりながら、煌びやかで立体的な建築と彫刻が一体となった教会内部は、バロックの劇場に迷い込んだよう。。。



バルベリーニ通りに出てきました。
右の角に『蜂の噴水』、左に伸びるのがヴェネト通りです。

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バルベリーニ広場『トリトーネの噴水』も、ベルニーニ設計。

すぐ近くの「バルベリーニ宮」にカラヴァッジョ、ラファエッロ、グイード・レーニらの必見名画が所蔵されていますが、以前に訪れたので今回はパス。

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システィーナ通りを進んだ路地を入ると「サンタンドレア・デッレ・フラッテ教会」。

サンタンジェロ橋に設置されているベルニーニの天使像はレプリカで、本物はここにあるからとやって来たのですが、祭壇も天使像も修復中で幕がかかっており(泣)

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教会を下ったところに残る『ベルニーニはここに住んでたのよ』の、銘板。

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ちょっと迷って、期せずして出たところが スペイン広場。

うっわー、激混み!!
スペイン階段なんて、座るスペース残ってませんっ

まだ3月半ばなのにねぇ、アップ・シーズンは どないなるんやろーーー

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そそくさとコンドッティ通りからコルソ通りへと抜けることに。

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ランチの時間なのですが、なぜか今日は wi-fiの調子悪し。

今日日、出先で迷ってもgooglemapで簡単に軌道修正できるのもんだから、アナログ資料を持たずに歩いてて、ランチ処候補の場所を探し出せず。。。


喉も乾いたので、ジモティ占拠度高そうな店、だけを頼りに入ってみることに。
(たぶん)コルソ通りとリペッタ通りを結ぶ路地のどこか「Il Melarancio」。


入店してしばらくは wi-fiの再設定で忙しかったので、お店自体や前菜やら撮れてないんですが、カチョ・エ・ペペ。
もちろんペコリーノ、パスタはトンナレッリで。

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この1食を逃すと、ローマ風のピッツァを食べる機会がなさそうなので、ピッツァ。
アンチョビとモッツァレッラ、トマトソースで。

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日本ではナポリ風のもっちり皮ピッツァが主流でレベルも高いけど、ローマ風はこんなふうに薄くてクリスピー。

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飛び込みだったけどトンナレッリもピッツァも美味しく、ちょっと多いかな、と思いつつ平らげちゃいました。

wi-fi も復活したので、また歩き出しましょう。




ポポロ広場に出ました。



広場中央の巨大なオベリスクは、北の方からの巡礼者にとっての道標。
東側には、ピンチョの丘が広がります。

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ラングドン教授は、イルミナティの気配を感じる…



広場北側の入り口「ポポロ門(フラミニオ門)」、右手が後で寄るつもりのポポロ教会…え?修復中?

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門をくぐり抜けてすぐ、右手にボルゲーゼ公園入り口が見えます。

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公園内を15分ほど歩きます。
ローマが大好きで、この近くのコルソ通りに住んでいたこともあるゲーテの像。

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見えてきました「ボルゲーゼ美術館」、今回のお題【ベルニーニとカラヴァッジョ】に不可欠のデスティネーションです。

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入館は2時間ごとの総入替制、よほどの閑散期なら当日券があるそうですが、あらかじめネットで希望時間の枠を購入しておきました。
指定時刻の前に、予約番号を見せて入場券と引き換えてもらえばOK。

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ワクワク♪・・・


おーっ、入ってすぐ左の部屋で、ドドーンとカラヴァッジョ祭り❤


『果物籠を持つ少年』。

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ローマに出て初期の風俗画で、少年像ばかり描いていた頃



『力尽きた不完全な聖人』

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洗礼者の絵として約束事が不足し過ぎ、表情は放心、は恩赦を待つ自身の心境と重なる



『蛇の聖母』

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異端の象徴・蛇を聖母子が踏む構図だが、聖堂からは撤去された



『聖ヒエロニムス』

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髑髏と聖人の対比が暗示するものとは…深読みしてしまう



『ダヴィデとゴリアテ』

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自虐と悔悛を込めた、最後の自画像


当代一の人気画家としてバロック絵画の幕開けを牽引したのも束の間、社会人としては転げ落ちるように破綻。
わずか38歳で “のたれ死ぬ” まで、描いては逃亡し、描いては失踪を繰り返す中で研ぎ澄まされていった迫真的な画力に、惹きつけられずにいられない。

カラヴァッジョは… はい、お口チャック。




館の本来の順路に戻り、ベルニーニを連続鑑賞します。


『アエネイアスとアンキセウス』から。
ギリシャの英雄アエネイアスが、トロイア戦争の戦火をくぐり、老父アンキセウスを担いでローマに逃れてきた、の図。

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ベルニーニ弱冠21歳の作品




『プロセルピナの略奪』

しばし無言で見つめる・・・

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身体をよじってもがくプロセルピナ、大理石製だということを忘れさせるしなやかさ。

冥界の番犬ケルベロスの首の毛並みも見事に犬感が出ています。

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プロセルピナの抵抗空しく、筋骨逞しい冥王プルトンは軽々と連れ去ります。

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『ダヴィデ』
ダヴィデといえばミケランジェロばかりが有名ですが。。。

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スピード感のある動きの一瞬を切り取ったベルニーニのダヴィデ、好きです。

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出ましたっ♪

『アポロンとダフネ』
もしかしてこれは、地球上で最も美しい彫刻じゃないでしょうか。

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アポロンが捕まえかけた瞬間、ダフネは月桂樹へと変身し始める…その瞬間を彫ってみようなんて発想がまず天才。


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風をはらむ衣も見事です。

どうしてダフネはこんなにもアポロンを拒むのか?イケメンなのに。

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キューピッドが、アポロンには “恋に落ちる矢” を、ダフネには ”嫌いになる矢” を射った。ダフネは清いまま死にたいと河の神である父に懇願したので、月桂樹に変貌させてしまったんですね。

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“ダプネー”は、ギリシャ語で月桂樹、だそうです




ベルニーニの自画像3点。


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別名、プライベート・コレクションの女王・ボルゲーゼ美術館は、カラヴァッジョとベルニーニ以外にも必見の彫刻&絵画を多く所蔵しています。



『ヴィーナスとキューピッド』 by クラナッハ
ドイツ・ルネッサンスですね。

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こんなに自然光が当たってていいんだろうか



『聖母子と幼い聖ヨハネと天使』 by ボッティチェッリ

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ボッティチェッリの首の曲がり方は苦手



『ダナエ』 by コレッジョ
頭上には黄金の雨に扮した(笑)ゼウスが、ダナエを狙っています。

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結局、ゼウスとの子、英雄ペルセウスを産むのよね




『聖愛と俗愛』 by ティツィアーノ
随所に寓意が込められている、ヴェネチア派の画家 ティツィアーノ最高傑作と言われます。

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他にも、カノーヴァの『パオリーナ』、ラファエッロの『一角獣を抱く貴婦人』and more.


最後にもう一度『プロセルピナの略奪』と『アポロンとダフネ』を鑑賞して、出ました。

館の前庭から公園の方向。

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公園を脱出、ポポロ門まで戻って来ました。

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門をくぐってすぐ左「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会」、1099年創建だそうです。

幕がかかっていて嫌な予感がしますが、今回ローマで訪れる最後の教会。

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うーむ、やはりあちらこちら修復工事中ですが、古代浴場のようなヴォ―ルト天井はローマっぽさを感じさせます。

これまた映画「天使と悪魔」でラングドン教授が教会内のキージ礼拝堂で、次の殺害現場の手掛かりを探すのだが・・・写真が無ーい(泣)

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気を取り直して。

ぐふふ、ここにもカラヴァッジョがあるのです。


『聖ペテロの磔刑』
聖ペテロよりも、処刑人たちの暮らしが見えてきそうなリアリズム。

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画集から拝借しました



『聖パウロの回心』
教会の高窓から、パウロの広げた両手に光が射し込む効果も。

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画集から拝借しました



またもや、オットの鼻から教会が零れ出てきそう。。。



ポポロ広場の双子教会。
ここから、ローマの中心部へと続く3本のメイン通りが出ています。
そのうちの一本、リペッタ通りから川沿いの道を辿って、一気に宿へ戻りましょう。

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ひと休みして、夕飯に出かけます。
歩いて5分くらいで、ゲットー地区。

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春までは、カルチョーフィ(アーティチョーク)の季節。
ローマでメジャーな2種類の食べ方:ローマ風とユダヤ風が人気でして、特にユダヤ風(alla Giudia)は、ゲットー地区が本場。

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お店の前にも



「ジジェット・アロ・ポルティコ・ドッタヴィア」、電話してから行きました。

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まずはビールで、チェントロ・ローマ歩きまくり2日間!にお疲れ。

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カルチョーフィと同じくらい、冬~春先のローマで必ず食べたいプンタレッレのサラダ。
最近では、たまぁーに鎌倉のレンバイで見かけることもあるけれど、茎を割いて水に放ち、クルっとさせる下処理が面倒なのよねん。

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別名・アスパラガスチコリ、苦味とシャキシャキ感が大好き



これですよー、ユダヤ風カルチョーフィ。
丸揚げにしています、外側から剥がすように食べるの、香ばしい~

右下はバッカラ(干しダラ)のコロッケ、これも前菜の定番。

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地元ラツィオ州、チェサネーゼのワインをいただきましょう。

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メインはナスのパルミジャーナ。
お肉は入ってませんが、濃厚で食べ応えがあります。

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どれも美味しいです、でもそれぞれがボリューミィでこれでもお腹いっぱい。
近くの席に、総勢13人で(超熟)女子会にいらした面々も、家族で夕飯にいらした方々も、先ず各自1個で揚げカルチョーフィを食べていましたよ。

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厨房脇には処理途中のカルチョーフィの山。

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セコンドにもドルチェにも辿り付けなかったけれど、地元のリピーターも多いようで、活気のあるいいお店です。


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夜は冷え込みましたが、外の席にもお客さん。

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凝縮ローマ、終了!

この日一日の総歩数よ ↓
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明日は、マルケに向かいます。


Continua....




by vicinoamare016 | 2019-03-27 17:34 | 旅行(イタリア) | Comments(2)

2019 イタリア旅 - 1 :Roma~Marche(あちこち)~Tivoli

(ほぼ)毎年恒例のイタリア旅に出かけておりました。

昨年はポルトガル、しかも初めて(ほぼ)パッケージのラクチン旅でしたが、今年は ここ数年(ほぼ)定番のレンタカー活用旅、ちゃんと(ほぼ)自力手配で。


横横道路から羽田へ。
旅行中、クルマは空港の駐車場でお留守番です。

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出発前は(ほぼ)毎回、ANAのラウンジでカレー。
空の旅は好きだけど機内食は苦手でして、搭乗直前に何かお腹に入れるようにしています。

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スターウォーズ塗装機だけど、乗ったら見えないもんね。。。
でも、いつもなら離陸まで葉加瀬さん作のANAテーマ曲が流れるけど、ばんばんスターウォーズBGMでした。

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映画3本観て、ZZZ。
これまたトランジットは(ほぼ)毎度フランクフルトで。
空港だけなら、一番利用してるのはきっとフランクフルトだわ。

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ローマ着。

オットは海外での運転に慣れている方だけど、ローマ旧市街を攻めるのにクルマは不要(むしろ大変)。
なので今回レンタカーを使うのはローマ脱出時から。

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名物の「どーやって停める/出すんだ?」ウルトラ縦列駐車



空港から宿までは、予約していたハイヤーでIN.

一応ローマも3度目だから、いわゆるホテルじゃなく、アパートを改造したゲストハウスで、暮らしてる風味な滞在を。
実はこの選択がちょっとした“忍耐と手間”を要することに:道中のアクシデント・ネタは最終章で


もう夜も遅いので、すぐ近くで「お疲れ」ワインだけ引っかけて就寝。

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朝食処はゲストハウス内にはありません。
近くのバールで使えるチケットが付いているので、そこでイタリア式甘~いパンとカプチーノ。

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なぜかシチリア菓子の得意なバールで、カンノーリも美味しそう



ローマ滞在は3泊、といっても正味2日なので、お題はかなり絞り込みました。

【ベルニーニとカラヴァッジョ + たまに古代ローマ遺跡、おまけミケランジェロ】(長いわっ)

そして、【歩く!】

Here we go~


まずは「トッレ・アルジェンティーナ」。

古代ローマの共和政時代に建てられた4つの神殿があった聖域で、カエサルが暗殺(紀元前44年)されたクーリアがあります。

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一般人は遺跡内に入れませんが、猫たちにとっては格好のお昼寝処や遊び場。
20年ほど前には、遺跡内にオフィシャルな猫の保護施設も出来て、現在200匹を超える猫たちが棲みついているとか。

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「ブルータス、お前もニャ」



10分ほど歩く。


「サン・ルイージ・ディ・フランチェージ教会」

多くの高名なフランス人のお墓があり、ローマ在住フランス人の国民教会でもあります。
1589年完成、ファサードは後期ルネッサンス式。

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カラヴァッジョ初の宗教画、しかも3部作。
中央が『聖マタイと天使』、右が『聖マタイの殉教』。

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そして左に、これぞ彼の最高傑作とするファンも多い『聖マタイの召命』。

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これは画集から。
写実的で劇的で宗教画っぽくない登場人物たち。

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カラヴァッジョの3部作が飾ってあるコンタレッリ礼拝堂だけ混んでいますが、天井画や内装細部も見応えじゅうぶん。

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カラヴァッジョについて語り出すと、衒学的蘊蓄オバサン化してウザがられそうなので、お口チャック。。。



ちょっと歩いてすぐ、「サンタゴスティーノ教会」。

こちらのファサードは初期ルネッサンス式、1483年完成。

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ひゃー♪
『ロレートの聖母』、巡礼の聖母、とも呼ばれています。

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ここにもカラヴァッジョ以外の見落とし厳禁『神託者イザヤ』。
ラファエッロ作なのに、なんだか筋骨隆々すぎません?

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ナヴォーナ広場に出てきました。
太陽が眩しいっ

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ベルニーニによる超有名な噴水たちがある広場。

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噴水の前に建つ「サンタニェーゼ・イン・アゴーネ教会」です。
ベルニーニのライバル(不仲だったらしいよ)、ボッロミーニの力作を鑑賞。

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内側に湾曲したファサードが素敵❤


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高く煌びやかなクーポラ、内装も豪華。

でも外観の方が印象的だわ、ザ・ローマのバロック、って感じ。

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ランチの前に、通しで(多くの教会はお昼休み閉館)開いている「サンタ・マリア・ソプラ・ミネルヴァ教会」に寄りましょう。

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ミネルヴァ広場の象の像はベルニーニの弟子作


大理石の入口は極めてシンプルだけど、ペルジーノにリッピにゴッツォリ等たくさんの名画を所蔵しています…が、それほど好きなタイプの絵ではないのでアッサリとね。

ミケランジェロ作『あがないのイエス』があったけれど、その像だけ取り囲まれてて写真撮れず。

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内部構造はローマで唯一のゴシック式、天井のブルーが美しい。

あ、ガリレオ・ガリレイの「それでも地球は周っている」と名セリフを残した裁判が行われたところでもあります。



お腹空いたわ、ランチにしましょ。


パンテオン裏で半世紀以上続く伝統的ローマ料理の有名店「ダ・アルマンド・・アルパンテオン」ーーー

と思ったけど、お店の前で開店を待っている(含むワタクシたち)のは、日本人と中国人(しかもこちらは数十人単位)ばかり。。。


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料理は間違いないんだろうけど、わざわざ地球半周して来たのに日本語と中国語の溢れる中でご飯食べるなんてイヤじゃぁ~~


で、急遽アルタネイティブ店をgooglemapでピっ。
「ロルソ 80」に行ってみました。

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外からはわからなかったけど、奥は広々。
席が埋まって来ても、アジア系とおぼしきツーリストはいません。
聞こえてくるのは(ほぼ)イタリア語、店員さんたちもフレンドリー。


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イタリアっぽい前菜盛り合わせ。
豆の煮込みとか、ナスのグリルとか、手の込んでないものが美味しい。

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アマトリチャーナは、ちゃんとリガトーニでね。

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サルティンボッカ。

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想定したボリューム通りだったので、プリモ、セコンドとも二人でシェアがちょうど良い。



さて、川沿いに出てきました。
トラステヴェレ地区を目指して歩きましょう。

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橋を渡れば、トラステヴェレです。

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テヴェレ川。
なんとも長閑で、やや地味ですが・・・

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映画:007 スペクターでは、こんな派手なカーチェイスのロケ地となりましたっ♪

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ⓒ Media Online



ボンドのDB10 より、悪役の Jaguar C-X75 がカッコイイよね。。。



20分くらい歩いて到着「サン・フランチェスコ・ダッシージ・ア・リーパ教会」。

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聖フランチェスコ所縁の教会。
建物は内外装ともにシンプルで所蔵品も少ないものの、ベルニーニ晩年の傑作『福者ルドヴィカ・アルベルトーニ』を見たいがために訪れる人が多い(me. too)。

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神の祝福に抱かれた瞬間・・・にしては、うーん、実に艶めかしい。

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あまり近づけない場所にあり、ちょうど上半身に光が刺していてその表情がうまく撮れないが、直球で言うなら「エロい」美しさです。




では、トラステヴェレ地区で一番立派な教会へ向かいましょう。

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「サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ教会」。

現存の姿は12世紀再建時のもので、教会としての起源は4世紀頃。ローマで最も古いとされています。
鐘楼はロマネスクですね。

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ポルティコをくぐって中に入ると、金箔張り格天井の奥には、13世紀の見事なモザイク画。

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側廊の隅々まで豪華な細工が。
高窓からの光、ステンドグラスも美しい。

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床の装飾模様は、コズマーティ式と呼ばれるローマ独自の技法。

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キリスト教徒を拷問する際に使ったとされる、鎖と重り。

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教会の前は、トラステヴェレ広場。
この界隈に多くのピッツァやトラットリアなどがあり、夜遅くまで賑わいます(行かなかったけど)。

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橋を渡って、戻りましょっと。


奥に見えるのはテヴェレ川の中州、ティベリーナ島。
島内にレストラン、教会、16世紀に建てられた今も現役の病院があります。

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お宿は、このガリヴァルディ橋からすぐ。

ちょっと休憩してから、本日もうひと頑張りの散策→夕飯へ。


歩き出して5分ほどでゲットー地区の端っこ『オッタヴィアの列柱』。
オッタヴィアはアウグスティヌス帝の妹なので、古代ローマ遺跡。

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後代の建築に取り込まれてるけどね


魚市場だったこともあるそうです。

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古代のローマの町は、現在より6~10メートルくらい低い位置にあったというから、後代~現代の建物が遺跡の上に乗っかってしまってるんですね。


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オッタヴィアからの路地を歩いてくると「マルケルス劇場」が現われます。

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奥に見えるのは「シナゴーグ(ユダヤ教会)」



この劇場跡、、NHKブラタモリ初の海外ロケ・ローマ編で紹介されていました。


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この番組のローマの切り口が面白く、特にマルケルス劇場の建材について語るイタリアの地質学者とタモリさんとの掛け合いが秀逸で、ぜひ近くで見てみたいと思った次第。


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ローマン・コンクリートって凄いねぇ。
仕上げ材は、トラヴァーチンです。

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この劇場の最上部は、アパートとして今も人が住んでいます。
番組内でも言われてましたが、つまり「オレんち、築2000年!」(笑)

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旧市街の中心部ヴェネチア広場に建つ1911年完成の「ヴィットリオ・エマニエーレ2世記念館」。
ローマに来ると、どんなに立派な建築物でも新しいものが霞んでしまいます。

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広場の西側「ヴェネチア宮殿」です。
中は博物館ですが入りません。

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ムッソリーニが演説したバルコニーだけ見たくてね。

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グルっと踵を返して「ジェズ教会」へ。

イグナティウス・ディ・ロヨラ、フランシスコ・ザビエル…、日本にも馴染みの深いイエズス会の母教会です。

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絢爛たるバロック芸術がてんこ盛りです。

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コルトーナ設計のフランシスコ・ザビエル礼拝堂には …左手。

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身廊の天井のフレスコ画は、バチッチャの大作『キリストの御名の勝利』で、ラッジによる天使の3D彫刻が飛び出しています。

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はぁー、今日はこれくらいにしましょう。
もうオットの鼻から教会が出てきそうだもの。



ランチにローマっぽい料理を食べたので、夜は変化球でビッレリア(ビアホール)「オープン・バラディン」。

宿からも歩いて2分ほど。

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今イタリアでは、ちょっとしたクラフトビール・ブームだそうです。
トリノ発祥のオープン・バラディンはそのトップランナー的銘柄。

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クラフトビール=手造り感、というにはちょっと全国展開し過ぎ感あるけれど。

そゆえば、トリノでも行きましたわ。

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いっぱい歩いて、ビールが沁みるぅ。
ハンバーガー、美味しかったですよ。

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ローマ初日ミッション(ほぼ)終了。

お疲れ様→オット、でした。


Continua.....







by vicinoamare016 | 2019-03-26 09:29 | 旅行(イタリア) | Comments(4)