2017 春 イタリア旅 < → Assisi → Bettole >

Continuazione dall'articolo di prima(前記事の続き)


翌朝、マルケ州ウルビーノを出発。

今回の旅では、この日が一番長い距離を移動する。
ウンブリア州アッシジを見学してから、この日の宿があるトスカーナ州入り。

ま、3州を跨ぐといっても、アメリカの州と違ってコンパクトだから大したことないっす。


アッシジは、イタリア半島の真ん中あたり。
オリーブの平原に囲まれた小高い丘の上に、突然現れる大聖堂。



「サン・フランチェスコ聖堂」。
駐車場側から脇腹あたりを見上げるとこんな感じ。

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中世から現代まで、カトリック教会(業界?)のスーパースターであり続ける、聖フランチェスコ。

ワタクシたちが訪れたのはまだパスクワ(復活祭休暇)前だったので 人もまばらだったけれど、シーズンインすると大型ツアーバスが次々と乗り付けるらしい。



例によって、旧市街への城門をくぐって行きませう。

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壮大というか、立派というか、とにかく規模自体が別格。
前庭の聖堂広場だけでもこの奥行き。

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Piazza Inferiore(下階の聖堂広場)



上階の広場から見下ろすと、ウンブリアらしい緑の平野が。

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聖堂は、上下2層になっており、下の階はチマブーエやマルティーニの力作、地下には聖フランチェスコのお墓がある(もちろん撮影不可)。



こちらは上の階の入り口。
で、この内部はジョットによるフレスコ画の美術館ともいえる空間で、3つの壁面に28場面にわたって、フランチェスコの生涯(におけるエピソード集)が描かれている。

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たとえばこういうの。
「聖フランチェスコ、小鳥に説教するの図」

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資料から拝借



中庭のテラス部分もこのスペース!
と、2段に連なるアーチがエレガントだこと。

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鐘楼もお見事。

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聖堂の完成は1230年(下階)~1253年(上階)というが、それほどの年月を経ているとは到底思えない。

また、イタリア各地に残る荘厳な聖堂たちの殆どは、その完成までに百年以上かかっていることも珍しくないが、フランチェスコ没が1226年なので、着工も完成もその規模も異例中の異例。
1997年の大地震で天井が崩落した直後も、驚異的なスピードで修復が完了したし。
(イタリアって 高速道路のがけ崩れなんか、3年くらい同じ箇所工事中なのにね…)


この人、どんだけファンがいるんだ?!


でもね。

清貧がモットーのフランチェスコが、このゴージャス過ぎる建物と 信心深くもないのに押し寄せる人々(含むワタクシ:懺)を見たら、苦々しく感じるのではなかろうかと。



上階の聖堂前、緑の芝生の先にアッシジの街を眺めつつ、モヤモヤと余計な心配をしつつ:萌

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旧市街の中を歩いてみましょ。

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街の中心コムーネ広場にある「ミネルバ神殿」。
柱は、古代ローマ時代のもの。

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Tempio di Minerva



うーん、いいかんじの路地♪

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ここも♪

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丘の上には、中世の城砦「ロッカ・マッジョーレ」。
時間に余裕があれば、ここからアッシジ全体を見下ろすよろし。

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聖フランチェスコの一番弟子、サンタ・キアーラに捧げられた「サンタ・キアーラ聖堂」。
お昼休み中(これがまた長い)で、内部見学は諦める。

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Basilica di Santa Chiara
 


お昼を食べて、アッシジを出る。


あ、ここでの食事はハズレだったので、リポート割愛。
(もちろんアッシジ全体が不味いわけではないはず・・・)



駐車場を出て、次の目的地に向う。

トスカーナのベットーレという小さな町の B&Bに2泊して、そこを拠点にモンタルチーノやピエンツァ、オルチャ渓谷を訪ねる。

ベットーレって 聞いたことなかった地名だけど、アウトストラーダと準高速が交差するとこに位置するため、シエナに向かって走り出すとすぐに「Bettole」の看板が出てきて、ホっ。
+ 宿のオーナーさん(日本人女性)が前もってメールしてくれた道案内が判り易くて、早めの到着。


アプローチはこんな感じ。

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手入れが行き届いてて、お花もキレイ。

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こういう質感、トスカーナっぽくて(勝手なイメージだけど)いいわぁ。

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おっ、ウワサの看板犬♪
単体だと今ひとつサイズが伝わらないかもだけど・・・

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リコっ太ちゃん(♀)、もうすぐ11歳



はい、ヒト科では ややポッチャリめなワタクシと並んでもこの存在感。
なんと60kg! 最盛期は70kgくらいあったそうな。

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ちなみに こちらは 25kg。

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でもって、この日の夕飯は、オーナーさんの手料理でホッコリ。


クロスティーニに生ハム、ズッキーニのグリルと、オリジナルのオリーブオイル。

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ラグーのピチ♪
これ、食べたかったのよー♪

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仔牛のサルティンボッカ風?
(すんません、正式名称不明)

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暖炉の前、"大型犬あるある" &"イタリアあるある" で盛り上がる。
外に出かけない夜も必要だわね。


Continua...



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by vicinoamare016 | 2017-03-31 17:51 | | Comments(0)

2017 春 イタリア旅 < → Urbino >


Continuazione dall'articolo di prima(前記事の続き)


サン・レオを後にし、ウルビーノへ舵を取る。
これもまた、通常の旅ルートでは なかなか行きにくい系。



ウルビーノといえば、「ウルビーノ公爵夫妻の肖像」。
西洋美術書やルネサンス本には必ず載ってるこの右の方。

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特徴的なお鼻のモンテフェルトロ公爵は、都市国家同士の闘争尽きぬ当時のイタリア半島で傭兵隊長として名を馳せ、芸術にも造詣が深く、領民にも慕われ、小国ながらウルビーノを繁栄に導く。
街づくりや建築のセンスも優れていて、ウルビーノの旧市街とその宮殿は、ルネサンスの建造物の中でもキラリと光るハイ・クオリティ。

そう、サン・レオの要塞でも登場してた御仁。
馬上試合で右目を負傷していたため、左側からしか肖像画を描かせなかったそうな。



30分ほどで到着。

ウルビーノ全景だけど、逆光。
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中世~ルネサンスの街並みを今に残す旧市街は、当然クルマでは入れまへん。
城壁のすぐ外の、この日泊まるB&Bに駐車して 徒歩でGO。


城壁をくぐるなり、路地フェチ心を擽るカーブ♪

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石とか煉瓦とか、いい感じの登り坂、うーん 萌~

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「ドゥオーモ」。
比較的新しく ネオクラシック様式。

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「サン・ドメニコ教会」。

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そしてこれが、「ドゥカーレ宮殿」。

全容がわかる写真が撮れてなかったので、美しい宮殿全体は資料から。
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内部は、国立マルケ美術館を兼ねていて、公爵の居室ととともにルネサンス美術の逸品が鑑賞できる(撮影不可)。


連なるアーチと上階のバランスも絶妙な 中庭。

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「公爵夫人の客間」と呼ばれる部屋には、ラファエッロによる『貴婦人の肖像』が。
細部の描写は、さすがラファエッロ!と唸らせるけど、あまりにも愛想がないモデルのせいか『La Muta =黙っている女』と呼ばれる絵。
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もちろん撮影不可なので、資料から拝借



宮殿の塔から外を覗いてみると。
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反対側の塔。
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街を見下ろすとこんな感じ。
屋根の色、というか街全体の色が ボローニャと違うね。
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最後に宮殿の地下へ降りると、公爵たちの暮らしを支える厨房や貯蔵庫や洗濯場や貯水槽などが残ってて、興味深く。
そこで働いていた使用人たちの話し声や水しぶき、走り回る足音が聞こえてくるようで…:萌


この宮殿と美術館、ほぼ年中無休で19:15(月曜は ~14:00)まで開いてるのもツーリストフレンドリーでエラいね。



さぁて、今宵はちゃんとマルケらしいメニューでいきませう。


旧市街のメインストリート(もちろん坂)にある「トラットリア・デル・レオーネ」。
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毎度オットの「とりあえずビール!」も 地元のクラフトビール。
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オリーブの肉詰めフライ。
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Olive ascolane ripiene di carne


クレッシャ・スフォリアータ(ウルビーノ風ピアディーナ)。
『スフォリア』は、薄い、とか パラパラめくれる、的な意味合い。
たしかにラヴェンナで食べたピアディーナより、皮がパイみたいにサクサク。
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Crescia Sfogliata all'urbiane


パッサテッリ・イン・ブロード。
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Passatelli in brodo



ワインもマルケの造り手のもので。
アレアティコってあまり聞かないブドウとヴェルナッチャのブレンド(らしい)。
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Vernacolo



ウサギのポルケッタ風。
パスタを控えたので、ちゃんとセコンドを。
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Coniglio in porchetta con olive


セルバチコとマッシュルームのサラダ。
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ウルビーノのチーズ "カショッタ"のっけ


マチェドニア。
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珍しく食後のフルーツまで到達


どれも美味しくて、付かず離れずのサービスも心地よくて、ごちそうさまっ。
秋なら、ポルチーニ三昧したいとこなんだけどねー



宿のオーナーさんが「食後はぜひ夜の散歩を!」と連呼してたので、遠回りして再度ドゥカーレ宮殿をぐるっと。。。



ほおーっ、うっつくしーっわ♪
特徴的な二つの塔と、白く重なるテラス。

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なるほど、ルネサンス宮殿の中でもトップクラスの優雅さではないかと。

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反対側を見下ろすと、ラファエッロの名を冠した劇場。

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旧市街内にアートスクール(ラファエッロ生誕の地だしね)があって、古い石畳の路地に遅くまで若者の声がさんざめく活気ある街。




ウルビーノ、もいちど訪れたい街に上位ランク入り決定。
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さて、明日はアッシジへ向かいまするぞ。


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by vicinoamare016 | 2017-03-30 11:03 | | Comments(0)

2017 春 イタリア旅 <→ Ravenna → San Leo >


Continuazione dall'articolo di prima(前記事の続き)



今回は、ボローニャIN のフィレンツェOUT、イタリア半島中部の北寄りをこんな感じに走る。
ドライバーは基本 オット殿の孤軍奮闘だから、一日の走行距離は多い日でも200kmまで & 夜の移動は無しというタイスケを組んであげてみた。

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トスカーナでの宿泊は、この地図には載ってない町(村):BettoleとMontefioralle


さて、レンタカーを駆り、「遠足のしほり」の予定から30分遅れでボローニャを出発するも 思ってたより簡単に ラヴェンナに到着。

そのままホテルにチェックインし、クルマは置いて徒歩で街中を観光する。

遅いお昼は、ボローニャで食べなかったピアディーナにしましょっと。

もともとピアディーナはラヴェンナが元祖らしく、ホテルでおススメの店を尋ねると「よくぞ訊いてくれた!」状態で出てくるわ、出てくるわ。


一番行きたいな、っと思ったエノテカ併設の店は定休日だったので、最もジモティ度タカシ&オーソドクスだという「クピド」へ。
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カウンターだけの小さいお店。ご近所の常連さんらしき人々がテイクアウトで買っていく。

お酒もプラスティックカップで。よく冷えてるよん。

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オットは、辛いサルシッチャと聞いたことないチーズのヤツ。
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ワタクシは、生ハムとルッコラ。
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全くもって正式名称忘却!したけど、どちらも美味しくて満足ぢゃ。



さぁ、では ラヴェンナといえば?!
モザイク芸術の至宝を鑑賞しに行こう!!



「サン・ヴィターレ教会」。
548年建立の、無骨で堅牢なたたずまいの中に入ると・・・
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Basilica di San Vitale


ぬはーっ、壁も天井も 煌びやかなモザイクで隙間なく埋め尽くされている。

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なんという鮮やかさなんでしょ。

ルネサンスは(ざっくり)500年ほど前だけど、これ、(ざっくり)1500年前よっ:

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かのダンテ氏をして「色彩のシンフォニー」と唸らせた。。。


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これこれ、世界史の教科書に載ってた ユスチニアスヌ帝だわ。

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サン・ヴィターレを出て、同じ敷地の向かい側にある「ガッラ・プラチディア廟」へ。

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Mausoleo di Galla Placidia



薄暗いアプローチを抜けると、・・・えっ?!


天井と壁の濃密なモザイク画が、一瞬にしてまわりを取り囲む。

これまた・・・ほぇ~
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室内には3つの石棺が置かれ、濃紺の天井には夜空のごとく金色の星が。
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ラヴェンナの世界遺産認定「初期キリスト教建築群のモザイク」の中でも一番古くて 一番色彩が豊かだというこの霊廟。
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ガッラ・プラチディアは、ローマ帝国を東西に分けたテオドシウス1世の皇女。
その生涯は、ゲルマン民族の侵入に悩まされ弱体化してゆく帝国とシンクロしている。 


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自分を連れ去った異民族の王子と結婚したり、ローマ帰還後は政略結婚させられたり、異母兄の皇帝から求婚され逃亡したり、幼帝の摂政として帝国統治をしたり、とドラマティコすぎる人生を辿り、西ローマ帝国滅亡の26年前に没した。

彼女は、生前にこの霊廟を建立し 肝入りのモザイク画を発注して、ここに埋葬するよう遺言したというが、遺体のあった痕跡はない…:萌~

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・・・かつて アタマが冴えてた若い頃に精読した 山川出版の参考書も脳裏をよぎる。


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通りの表示もモザイク



興奮気味(たぶんワタクシだけ)に、テクテクと次のモザイク名所へ。



「サンタッポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂」
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Basilica di S. Apollinare Nuovo



6世紀初頭にゴート族が建てた王宮教会が前身で、教会としてはシンプルだが 列柱上を飾るモザイクがまたすごいのなんのって。

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金色モザイクを多用して、一面眩いばかり。
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フレスコ画、ましてやテンペラ画などは、年月による劣化に弱いけれど、剥がれ落ちない限り鮮やかさを保てるモザイクが「永遠の絵画」といわれる所以。

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もう一か所、ドゥオーモのすぐ裏手 ↓ にある「ネオニアーノ洗礼堂」の円天井モザイクも強烈だったけど、ここは入口のおねぃさんの睨みがキツくて撮影不可。

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左奥が Battistero Neoniano



オットの顔面に『…もうモザイクは お腹一杯…』と浮き出てきたので、いったんホテルに撤収して。



ひと休みしてから、夕御飯に。


旧市街のど真ん中、「リストランテ・ラ・ガルデラ」。

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Ristorante La Gardela'


イタリア的夕飯には早めの時間だけど、すでに8割は席が埋まってる。
この時期のラヴェンナは まだツーリストが少ないので、ほぼジモティなはず。


あら、パーネカラザウ? サルデーニャみたい。
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カタクチイワシのマリネ。
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Filetti di alici fresche ma rinate


タリアテッレのラディッキオとサンジョベーゼソース。
へぇ~、お肉もお魚も入ってないのに、コクがある♪
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Tagliolini al radicchio appassito al sangiovese


なぜか突然のアマトリチャーナ。
っんまい♪
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ワインは、ご当地銘柄でキリっとしたのをお願いしたら出てきた トレッビアーノ。
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ここんとこ 毎度なんだけど、プリモ2皿取っちゃうとセコンドがキツい。
けれどワインのアテが欲しいので。


フリット・ミスト。
サックサク~
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Fritto misto mare calamari, gamberetti e zucchine fritte


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なんだか ラヴェンナっぽくない選択ばかりだったけれど、どれも美味しかったから良し。


帰りしな、「ラヴェンナは こう見えて(どう見えてよ?)、ヴェネチア同様もともとは海に面した湿地帯に杭を打って造成された街。そして西ローマ帝国の首都だったこともあってね・・・」
とか語りつつ歩く(ワタクシと おねむモードのオット)。




正味半日だけの滞在で超主要スポットのみ巡ったラヴェンナ、翌朝には出立。

行きにくいせいもあって、ややマニア向け目的地であるサン・レオを目指す。


ナビを信じて1時間余り走るも、ちょっと不安に。
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目的地周辺を見渡す限り こんな。
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・・・・・

おおっ! あれは!

まさに断崖の上の要塞では あーりませんか!
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要塞の麓に、人口3000人ほどのサン・レオの街があり、そこから連絡プチバス(って貸し切り状態)で登っていく。


こういうフォルム、大好物♪:萌
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チケットを買う門をくぐり、入口。
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要塞自体は6世紀頃からあったそうだが、現在見られる威容は、14世紀にウルビーノ公爵フェデリコ・ダ・モンテフェルトロ(横顔の絵)による大改修後もの。

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この絵、ウフィッツィ美術館所蔵、 ピエロ・デッラ・フランチェスカの名作よね


のちに このへんが教皇領になってしまうと、戦うための要塞は不要に。
以後 20世紀初頭まで、脱獄不可能な牢獄として使われたそうな。
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そして ここでの終身刑を言い渡され、獄死したのが、カリオストロ伯爵なのよ。
ほら、テンション上がってきた~~(人によるけど)。


まず、断崖上に張り出したテラス?部分へ出て。
海抜は600m強。
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見下ろす サン・レオの街は 海抜590mくらい。
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地理的には、サン・マリノ共和国の内陸側なので、たぶん↓の右端見切れてるあたりかと。
空がモヤってなければ、奥にアドリア海が臨めるはず。
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この見渡せっぷりと断崖絶壁っぷり、そりゃ要塞向きだわ。
造らされる人たちは 大変だっただろうけどねぇ。
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出た!
カリオストロの独房。

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いくつか肖像画があったけど、これが一番知られてるかな。
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近世で最も有名な錬金術師:怪しい薬剤師 兼 ペテン師 兼 妖術師 兼 経歴詐称野郎として18世紀末のヨーロッパを席巻。


房内には、木のベッドのみ。
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天井には、ここから彼が吊り下げられて牢内に入れられ、食事を上げ下げしたという蓋付きの小窓。
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彼がいる 下から見上げるとこんな感じ。
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現在はこの扉から出入りできるけど、当時は壁のみで、左角の窪みは監視用の穴。
真冬は零下になるこの地で、4年間生きたと。
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なんとなく背筋がゾクっとしながら独房を出て、他の部屋を見学。

武器の展示室。

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昔の拷問器具。
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これも。
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カリオストロばかりが有名だけど、他にも ナポレオン3世暗殺を謀った人やら、イタリア統一運動に関わって収監された人たちの牢も。

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拷問室・・・ナマナマしい。
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暗く生臭い歴史の展示ばかりが続く下の2フロアだけど、上階はここを要塞として大いに活用していたモンテフェルトロ公爵の居室も。

こちらは各部屋に立派な暖炉。
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蝋人形コワいし




外に出ると、あらためてこのサイズ感:
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Fortezza di San Leo



一時は 旅程から外そうかと思ったけど、やっぱ行って良かった~
ずっしりと(色んな意味で)重い見応え、サン・レオ!


Continua...




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by vicinoamare016 | 2017-03-28 18:40 | | Comments(4)

2017 春 イタリア旅 < 羽田→Bologna >

ここ数年、年一回ペースで 夫婦イタリア・レンタカー旅を続けている。

さすがに去年は プチ移住プロジェクト佳境にて断念したものの、ひと段落感とともに旅に出たいぜ!気分がモゾモゾ。


行きましょうぞ。



旅の初日は、ワタクシたちの出発日と nipo(&製造元)の帰熊日が同じというスケジュール:汗。

大人3人+幼児1人+スーツケース(大)3個、さらにワンコを預かってもらう中目黒の定宿に寄るという。。。
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「ええ、乗ってますよ」


車内は若干酸欠気味なれど、積めるもんだねぇ、Volvo氏。




とにかく羽田空港。

車は国際線ターミナルに駐車して、まず我々がチェックイン。
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陸海空あらゆる乗り物らぶ❤なこの方。
しばし展望ロビーで本物のヒコーキを鑑賞。
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嬉しすぎて 左足がピーン♪



ミニカー・サーキットで じぃじ(この方も乗り物らぶ❤)と真顔。
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その後、帰熊母子は国内線ターミナルへ移動、出発までエネルギー発散させるべく 空港内お子様ファシリティを総動員。
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そんなこんなで、我が nipo 殿は 無事本来の持ち場へ到着。


肥後もっこす系アイデンティティを取り戻す。
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一方。。。

2週間ぶりに nipo抜き身分に返り咲いたワタクシども。

出発まで時間があるのでANAのラウンジにて、真昼のブラッディ・メアリー♪
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スペースも広々。
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えっ?!

やっぱカレーの香りに屈してしまったか。。。
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で、定時発でビヨーん!と、まずミュンヘンまで11時間ほど。
トランジットの間、このフォルムのビールには抗せず。
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さらに1時間半ほど飛んで、今回のイタリアはボローニャからIN。
ここではレンタカーは使わず、徒歩でcentroを巡りまする。


翌朝。
ホテルの真ん前はボローニャ駅。
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街に出るとウワサ通りのポルティコ(アーケード)だらけ。
これは日曜の朝だから人が少ないけれど、イタリアの都市としては かなり都会。
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「コムナーレ宮(市庁舎)」とマッジョーレ広場。
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「サン・ペトロニオ大聖堂」。
ファサード上部が未完成で地味な印象なれど、大きさではイタリア4番目、内部はとても豪華(撮影禁止)。

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こちらでワタクシが最も見たかったのは、聖堂の床に刻まれた子午線。
屋根に開けられた小さな窓から正午に差す太陽光の位置で、日付が分かるという当時のカレンダー。
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(画像はHPから拝借)


これと同じような子午線は、フィレンツェの大聖堂や「ダ・ヴィンチ・コード」に登場したパリのサン・シュルピス教会にもあったわねー。

万物の仕組みを科学で解き明かそうとする気風と、科学で解き明かされ過ぎると具合の悪いこともある宗教との微妙な関係かぁ~:


・・・・・
 


日本でも有名&老舗の高級食材店 タンブリーニ。
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おや、桜だわ。
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ボローニャ名物2つの斜塔、アシネッリとガリセンダ。
高い方は、登れるんだけど、狭くて階段擦り減ってて490段余り・・・?

満場一致(2人だけど)で 拒否。
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Le due Torri: Asinelli e Garisenda


至近距離で見上げつつスルーして、その先の「パラッツォ・ポッジ」へ。

ボローニャに来たら皆さん訪れる「アルキンジナジオ館の解剖教室」は有名でも、こちらはガイドブックには載ってない。
でも、れっきとした旧ボローニャ大学附属博物館で、解剖模型のコレクションがすごい(というよりエグイ)。
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Museo di Palazzo Poggi


仄暗い照明に浮かび上がる、解剖蝋人形たち。
それぞれに、皮膚を剥いだ状態や筋肉や骨の再現ぶりがナマナマしい。
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解剖模型なのに この艶めかしさ・・・
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こんなお姿なのに、美人で、ネックレスもしてて。

イタリアっぽいっ表現ってんでしょうかねぇ。
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また、異常妊娠のさまざまな状態のコレクションが出色。
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逆子や双子、臍の緒が首に絡まってしまった胎児など、製作にあたって全て実物を見たのだろうかと思うと言葉を失う。
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他にも、当時の分娩台とか器具、出産シーンの彫刻などもあったけど、シャッター押せず。


ちなみにこの博物館、何も解剖模型ばかりじゃなくて、珍しい動物や海洋生物の剥製、武器や船舶模型も豊富にあって、全部じっくり見て回ると半日はかかる充実ぶり。

・・・・・


やや溜息まじりに パラッツォを後にし、お昼を食べに「メルカート・ディ・メッツォ」へ。

テイクアウトできるお惣菜や イタリア版ファストフードが集まっていて大賑わい。
ワインも飲めるし、ドルチェもあるし。

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1階のイートインスペースはあまりにも混んでいたので、2階の着席できるピッツェリアへ避難。


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たくさん歩いたので、ビール!
と、揚げピッツァ。
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スカンピのリングイネ。
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ボローニャでナポリごはん~? ここはピアディーナでしょ!
って突っ込まれるだろうけど、美味しかったよん。


メルカートの向かいは「イータリー」で、直営レストランはジモティが並ぶほどの人気ぶり。
ふーん、イタリア人もランチに列を成して待てるんだ・・・日曜だからかな?



また少し歩いて、「聖ステファノ教会群」へ。


教会群、つまり創建年代の異なる複数の教会が一緒になってて、一番古いのは5世紀という かなーり昔の建物。

元は異教の神殿だったものを転用したセポルクロ聖堂部分:
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ピラトの中庭の列柱も美し。
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内部奥のクリプトも萌えポイントだったけれど、撮影禁止だったわ。


このあと、ホテルでしばしシエスタ。からの、出直して 晩御飯。



ボローニャっぽいメニューを、ボローニャっぽい店で・・・

とチョイスしたのが、イタリア食ジャーナリスト池田匡克氏のSAPORITAWEBが推していた「トラットリア・アンナマリア」。
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Trattoria AnnaMaria


アンナマリアは お店の創業者でありシェフで、今年77歳とか。


座ると、モルタデッラと青菜(チコリアかなぁ)入りのフリッタータが出てきて、ビールを。
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ふむ。ここはやはり、ベタにボローニャなラインアップでいこう。

タリアテッレのラグー。
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Tagliatelle al ragu'


トルテッリーニ イン ブロード。
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Tortellini in brodo



ハウスワインと山盛りのパルミッジャーノ・レッジャーノ。
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Vino Rosso della casa


ポークチョップのグリル
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Braciola di maiale


麺とトルテッリーニの量が多くて、セコンドを分け合ってもうお腹一杯。

レモンのアイスクリームとカッフェで〆。

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Gelato al limone


国内外のメディアにも取り上げられることが多いせいか、賑わう店内で聞こえてくるのはイタリア語半分 アメリカ英語とアジア訛り英語半分 。

素朴で飾り気のない家庭料理らしい味わい、ごちそうさま。


夜のポルティコをそぞろ歩いてホテルへ、zzz~



翌朝。

昨日定休日だったので断念した、くだんの「旧ボローニャ大学 アルキジンナジオ館」を見なくては。
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Palazzo dei Archiginnasio


ボローニャ大学の創立は1088年だそうだけど、この建物は 1562年創建、1803年まで学舎だったところ。

中庭も、階段も天井も、ここで学んだ(おそらくは良家の出 且つ優秀な)卒業生の紋章だらけ。

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そして2階が、ボローニャ観光で誰もが訪れる「解剖室」。


世界で初めて人体解剖が行われたという・・・
中央が大理石の解剖台。
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木の彫刻が見事な天井。
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ふーむ。。。


解剖って、当時のカトリック的道義からすると、どうなの?だいじょぶなん?:

とかね、いろいろ愉しい悶々をブツブツ言いながらポルティコ歩き。
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そろそろボローニャを出て、次の目的地へ向かわなくてはなのだけれど、昨日ビビって斜塔に登らなかった=街の全景を見下ろしてないことに少々悔いが。


あら、聖ペトロニオ大聖堂の展望テラスに登れるらしい。
工事中だけど。
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工事の職人さんが使うエレベーターに乗せてくれる(4eruo)ので楽チン。



おおっ♪

斜塔も見えるわ。
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ホントにこの街、見渡す限り赤茶色。
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満足。

マッジョーレ広場を通って、戻りましょ。

ここのシンボルは巨大なネプチューン像。でも、修復中の幕で覆われてて(右端)見ること叶わず。
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東側のSala Borsa(おそらく全身は証券取引所だったと思われ)壁には、レジスタンスに身を投じて無くなった若者たちの写真が。
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現在は Biblioteca-Mediateca(情報収集図書館?)



よし、ボローニャ終了!

11時に予約していたレンタカー・オフィスへ滑り込み。

午後イチにラヴェンナ到着を目指す。


Continua...




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by vicinoamare016 | 2017-03-27 10:31 | | Comments(4)

肥後もっこす系 湘南boy-petit 出没記 (march, 2017)

かくも長き不在、的な。

ちょこっとイタリア行ってたのと、その直前に nipotino=もっこす湘南boyご逗留にて、気ままなはずが 超多忙だったなり。

とりあえず 記憶があるうちに、nipo出没ダイジェストから。



熊本→羽田便の搭乗前にフライトシミュレーション。
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機内で、シートベルトの存在に目覚める。
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この日の夕飯は「セリ鍋」。
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地鶏と鴨と鴨つみれと菜の花・・・なんだけど、主役はあくまでも「セリ」!
ふるさと納税でゲットした、根っこ付なのだよ。

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ポクがハイチェアに座ると、シニア犬はこの位置でスタンバイ(時々食糧が落下してくる)
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日々、こまめに お出かけ。

「横浜ズーラシア」。
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このほか、レッサーパンダやら、なんちゃらモンキーたちや、サイもカンガルーもいるけど。



やっぱここは「オカピ」でしょ!
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とにかく 園内広すぎ・・・ぜーはー






「J.S.BURGER」(鎌倉駅すぐ)
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まぁま は、フィリー・チーズ・ステーキ風バーガー
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こちらは、マッシュルーム・バーガー
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J.S.=ジャーナル スタンダード、らしいっす。
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「ソレイユの丘」(横須賀)。

建物は、ユルーいプロヴァンス風味。
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もっとスッキリ晴れていれば、富士山バックに菜の花畑らしいっす。
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ボディタッチOKなカピバラ。
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これまた園内広すぎ・・・ぜーはー
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帰りに「葉山ステーション」に寄って、お野菜とスイーツを。

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「バーチーズ」(御成町)。
まぁま の親友の妹さんの旦那さんのお店。

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スペアリブとクラフトビールで人気。
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こちらは B.L.T.サンド。
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来客。
まぁま の旧友(酒豪)夫妻が七里ガ浜に来てくれたので、オウチでタコス。

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この後、チリコンカンとグリルチキンも出したんだけど、誰も写真撮れず。

終わってみれば、空き瓶ワイン4本泡1本、焼酎と日本酒も・・・
そして、人間崩壊約1名。





「横浜アンパンマンミュージアム」。
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輪郭がアンパンマンなポク。
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アンパンマンとの因果関係は不明だが、お寿司屋さんごっこ楽し。
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ランチの親子バリューセット。

カレーとミートソースが唐揚げをセンターに向き合うという、男子の憧れ。
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マイクじゃないですよ、エビフライですよ。
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まぁま 30年来の友人宅へ、生まれたばかりのSちゃんに会いに。
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いざ、「江ノ島水族館」。

途中、駅のホームで連結部分を確認。
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片瀬江ノ島駅名物、着せ替えスズメたち。
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えのすい年間パスポート購入。
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魚好きだし、また来るぜっ
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渚を疾走してみる。
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「内勤時は、主に乗り物と過ごすポク」
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たまには ゲージツ。
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座学も怠らず。
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よく飲み。
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よく食べ。(ボーノ、らしい)
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でも、

やっぱ外に行きたいっす。
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もうすぐ日が暮れるよ~
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電池切れ。お疲れ様。
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by vicinoamare016 | 2017-03-23 00:59 | 日常の記録 | Comments(0)